数字は人格――できる人はどんな数字を見て、どこまで数字で判断しているか の感想

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タイトル数字は人格――できる人はどんな数字を見て、どこまで数字で判断しているか
発売日販売日未定
製作者小山 昇
販売元ダイヤモンド社
JANコード9784478102411
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » マネジメント・人材管理

購入者の感想

今回の本は、小山昇がやってる経営コンサルタントの会員企業の実例がメインですが、いつも通り非論理的な事例で
これを読んでコンサルタント会員になろうという社長さん達がいることが不思議でなりませんw

例えば鶴見製紙というトイレットペーパー作ってる会員さんは何の計算もなく1台4000万円の新しい梱包機械を
6台入れて2億4000万の投資をしたけど3年で回収できた、とかいう事例が載っています。
ざっくり計算すれば、ひと月20日間稼働なら、その機械を入れることで毎日33万円分のコスト削減ができていないと
ダメだということになります。鶴見製紙の売り上げが2017年で89億円だそうなので、240日稼働とすると
1日の売り上げが3708万円。営業利益率最高に見積もって10%とすると1日当たり370万円の利益。
となると、梱包機械を変えただけで利益10%増ということになりますが、本当でしょうかね?

他には、ゴールドプランニングというラーメン屋さんは、小山昇にそそのかされて5000万円の製麺機を買って
他社のラーメン店に麺を売る事業を始めて200%の成長とかいうのも載ってます。
これもざっくり計算してみますが、ラーメン店は1日100杯売れば繁盛店と言われていて、麺1玉の売値は
量にもよりますが50~70円。原価率30%として、粗利で一玉35~50円程度でしょう。
5000万の機械を5年で償却するとして月25日稼働なら、1日あたり最低でも3万円は粗利が無いとダメです。
となると、1日600~860玉は売る必要が出てきます。自社分を考えなければ、周辺の6~9社の繁盛してる
ラーメン店に納入しなければならなくなりますが、新規の製麺所がそれだけの顧客を開拓できるのですかね?

スイミングクラブの太陽コミュニケーションズとかは少子化の影響などでピーク時2億1000万の売り上げが
1億8000万まで下落し赤字が続いていたところ、小学校入学時に辞める生徒が多かったのを解消して
継続率が200人中7~8人だったのが60~70人に増えたため2億1000万まで回復したとあります。

昔は銀行借入を最小にして、お金を借りないのが正しいと思っていましたが、今ではたくさんお金を借りて現金を残しておく経営に変えました。これはこの本の「借金をする事が正しい」に共感です。お陰で今年は自己判断で大きな投資をする事が出来ました。ただし「お金を持っている社長だけが人格者」は言い過ぎですね!

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