異世界迷宮でハーレムを(1) (角川コミックス・エース) の感想

あらすじとしては出尽くした感のある異世界転生もの。
なんか異世界に飛ばされて、ゲームみたいにステータス画面とか出てきちゃう系。
個人的にはステータス画面とか鑑定スキルとか言われると少し萎える。

それだけの作品ならば☆2～3程度だったが、まず画力が高い。かなり絵がうまい。女性が可愛い。
そして主人公だが、意外と好感が持てる。
状況の呑み込みの早さはまずまず良好で、すぐに前向きに行動できている。努力も思考もする。
グズグズ・うだうだしないし、かといってヤレヤレ系でもないし。あまり悪い印象がない主人公。

そしてこれは2巻以降の話になるが、
なんだかんだと理由をつけてヒロインを抱かない＆優柔不断な主人公が多い世の中、
この主人公は「ヒロインが好き！頑張ってヒロイン手に入れる！ヒロイン抱く！」とハッキリしている。
読んでいて「あー、こんなセカンドライフ楽しいだろうな」と思わせられる。

ちなみに2巻のベッドシーンは下手なエロ本より艶めかしいです。

メインヒロインのロクサーヌのイラスト超可愛いですよね。
そんな美少女（しかも処女）を買って好き放題出来るとなれば、
そりゃ主人公もやる気出して頑張りますよって話でして。
原作小説読んだことある人ならば、実際この後彼女を購入して
好き放題出来てしまっていることは理解しているはず。

ただまぁ、コミック版の宿命といいますか、ページ数が少ないのでそこまで話は進みません！
おそらくは2巻のラストでようやく手に入るかどうかというペースかと思われます。
ちなみに原作小説でも、1巻のラストでようやく購入しているぐらいですね。
小説1冊分をページ数の少ないコミックにしたら、そりゃ最低2巻はかかるよって話で。

現時点ではまだ評価を下せませんが、2巻への期待を込めての星5つです。
このままほぼ原作通りなら星5つ確定ですが、今後変なところで日和らないで欲しいですね。