百姓貴族（２） (ウィングス・コミックス) の感想

「銀の匙」がつくられる前から読んでいます。銀の匙はいい意味で万人にわかりやすく書かれている農業の本だと思います。

こちらは、ちょっと思い切った農業、消費者、国政の批判本だと思います。でも、おもしろく読めます。

私の嫁ぎ先も農家、すんでいるところも農村なので、「あるある」と思うこと多々あります。「農家の常識は社会の非常識」うなずけます。

形悪い野菜は家で食べます。出荷しても、箱代にもならずに赤字になることがままあります。こういう現状をたくさんの人に理解していただけなくても、知っていただけていいと思います。でも、この本に書かれているように、おいしい農産物を皆さんに届けるために一生懸命につくっているのが百姓貴族なのですよ。

掲載している雑誌の関係か、次の巻が出るのがすごく遅いのですが、家族で首を長くして待っています〜。