Ice Jewels(アイスジュエルズ)Vol.07~フィギュアスケート・氷上の宝石~羽生結弦インタビュー「歴史への第一歩」(KAZIムック) の感想

羽生選手率は大体半分くらいですが、内容が濃く、見ていてとても楽しい本だと思いました。

巻頭は羽生選手の写真がたくさん掲載されていますが、演技中ではなくオフのショットが多く、中でも羽生選手がちょっとお茶目な表情やしぐさをしているようなものがいっぱいあって、こういうのは他の雑誌ではなかなか掲載されない、されてもほんの少しだろう…と思うようなものをメインに組んである感じでした。ファンタジーオンアイスの猫耳写真も満載で、手の形まで猫のポーズをしているようなものや、カメラマンに向かって少しおどけたようなことをしてみせるサービスショットがいっぱいで、こういう写真だけでも満足だったかも…と思うような質とボリュームでした。

また、インタビューもこの本のメインコンテンツですが、これは１０Pにわたって掲載されていて、オータムクラシックの終了時やロシア大会終了時など、各タイミングでの話を順番に掲載してあります。興味深かったのは、「ガラスのかけら」というキーワードで語っていることがあるのですが、羽生選手の心情がよくわかるようで、これもとても良かったです。

羽生選手の記事以外にも、フィギュアのルール変更点の解説や、また、ロシアのスケート誌から転載したというメドベージェワ選手の記事（私服の写真が掲載されていますが、とても美しいです）、さらには荒川静香さんの記事など、読んでいて面白いものがたくさんありました。

巻末には大型の両面ポスターがついていて、片面はSEIMEI、もう片面は練習着の羽生選手のアップの組み合わせで、全体を通して満足感の高い良い本だと思うので、★５つをつけました。

本を開いた瞬間超絶かっこいい羽生選手練習着写真が！田中氏ありがとう！号。羽生選手のFAOI蔵出し写真多数！猫耳カチューシャ百面相。田中氏にだから見せる変顔(？)もwwwファン垂涎。
AC&ロステレ後の羽生選手独占インタでは「練習にしても私生活にしても全てをスケートのために使い切るにはどうしたらいいかずっと考えている。結果がでなくて苦しいこともあるが積み上げたものは間違いなく積み上がっているんだなと感じている」と。
既出インタもあるが、ソチオリンピック祝勝会時のインタ再録が嬉しい。まさに「とっておきの羽生結弦」堪能しました。