はねバド!(9) (アフタヌーンコミックス) の感想

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参照データ

タイトルはねバド!(9) (アフタヌーンコミックス)
発売日2016-12-07
製作者濱田浩輔
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

前巻から引き続き横浜翔栄戦から始まり、勝敗が決します。特待制度によって生まれた慢心と後悔が、最後までエース橋詰に重くのし掛かります。高校最後の試合で、重盛との特待生ランクの差、泉との実力差という壁を越え、初めて対等になれたことで彼女も呪いから解放され、救いがあったのかなと思います。
二度と戻れない高校生活における部活動だからこそ、懸ける思いも強く、読んでいてその思いが伝わってきました。勝負の世界ですから、敗れる選手も出てきますが、むしろ敗れた人間にこそスポットを当てるこの作品が好きです。敗れるからこそ得られるものや苦悩があり、常に勝つことが大事で母から天才と言われてきた綾乃の苦悩が今巻はより濃く描かれます。
今巻では泉の成長が見られます。実力が上の相手に対して、あの手この手で悪戦苦闘する描写は、この漫画の良い所だと改めて思います。
そして、今巻では話が大きく動き出します。薫子との対話を通して自分自身を見つめ直した綾乃。薫子は綾乃にとって素の自分をさらけ出せる貴重な存在であることがわかります。綾乃が下す決断是非読んで確かめてみて下さい。

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