THE GIFT の感想

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参照データ

タイトルTHE GIFT
発売日2017-10-04
アーティストHi-STANDARD
販売元ピザ・オブ・デス・レコーズ
JANコード4529455100494
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » J-POP

購入者の感想

音源でも所持していましたが、やっぱりCDが欲しくなりこちらで購入。
ショップさんの対応としましては、発送は迅速で梱包も必要十分であり満足しています。
ハイスタの過去作品には若さ迸る疾走感と並んで、年を取ることに対する焦燥や諦めといったイメージをぼんやりと感じていました。
18年ぶりの音には、実際相応の歳になってみた彼らの「なんてことはないよ」的なイメージが感じられ、同じく相応の歳になった自分にはとても嬉しく聴けました。

若かりし頃、NOFXやNUFAN、バッドレなどの洋楽のパンクを夢中で聴いていて、日本のロックは見下していたところもあったのですが、Angry fistを聴いた瞬間にそれまでの自分の考えは間違いであったことを気づかされました。
日本にもこんなにかっこよくて、遊び心があるバンドがいたのかと。それからは熱狂的なハイスタファンになり、追いかけ続けていました。
活動休止後も、熱が冷めやらず、どこにこの熱い気持ちをぶつけたら良いのか!?と思っていた矢先に健さんがソロ活動を始め、ライブにまた通い、対バンを通して色々なバンドを知ることが出来ました。

そしてAIR JAM2011。ステージにまたあの3人が立ったこと。これがどんな意味を持ったことか。
オーディエンスは皆それぞれにハイスタの思い出を持ち寄ってあの場に臨んだはず。私もその思いが溢れすぎて、ハイスタのライブ中は全編泣き通しでした。

そんな思いの中で18年ぶりのアルバム発売。私も並々ならぬ期待を持ってこのアルバムを手に取りました。

Making the roadの時のハイスタと、今が違うよう、私たちも歳をとりました。
今やハイスタが築き上げてきたジャンルでは、沢山のバンドが音を鳴らしています。当時はハイスタしか居なかったこのジャンルの音楽を当たり前のように耳にする時代です。
恐らく、ハイスタを全く聞いたことが無い方が聴けば、ラウド・パンク系にありふれた1枚のアルバムと取られるのかなと私も思います。
しかし、この作品は単純に音楽の作品だけに留まらず、文字通りハイスタが私たちにくれたGiftです。

リリースされただけで私は満足しています。
思い出補正上等です。だって、ハイスタというバンドが好きなんですから。

このコメント欄はもはやハイスタ好きが集まる同窓会のようですね。
色んな方のハイスタへの思いが垣間見えて楽しいです。ありがとうございました。

リアルタイム世代なので期待値高めで聴きました。

まず『Growing Up』や『Angry Fist』が好きだった当時も、思い返すと『Making The Road』発売当初は期待値を超えてこなかったです。
でも今では自分の音楽人生の中でもとても大好きな一枚になっています。

今回もそんな感じで期待値の方がはるかに上なので、まず最初にそこを超えられないのは仕方ない。
でも聴くほどに味が出てスルメアルバム化するのかもしれない、しそうな匂いはある……、というのが率直な感想でした。

…ですが、そもそも特設サイトのインタビューを読むと本人たちからしてまず、過去のファンの期待値の壁なんて超えて来ようとすらしていない。
他の方向に向かって飛んでいる。
「今のハイスタ」を姿を考え、「All Generations」から始まるアルバムですべての世代に新たなバンドとして評価してもらおうとしている。
なので「昔と違う」「昔と比べてどうだこうだ」いうのは論点がずれているんだと思う。
4thアルバムではなく、現ハイスタ1stアルバムなんだと。

そのように今までの評価は無しにして新たなパンクバンドというふうに考えて思い出補正無しで聴くと、「まぁ普通かな…(微妙かな?)」という感じの評価が正直なところです。
今はまだ、楽しみにして開けた箱にハエが3匹入っていた裏ジャケのハリネズミくんのような気持ちです。

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