「働き方」を変えれば幸せになれる? (平成日本若者論史) の感想
参照データ
タイトル | 「働き方」を変えれば幸せになれる? (平成日本若者論史) |
発売日 | 2013-06-22 |
製作者 | 後藤和智 |
販売元 | 後藤和智事務所OffLine |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
昨今の若者論をみじかく明快にまとめ、スパッと斬った内容。
海外に出ればいい、逃げて起業すればいい、いや若者は幸福なんだ..などの若者サバイブ本が、
じつはどれも"経済成長は無い”"システムからの救済は無い"などの同一の現状認識に基づいていること、
そして、そんな現状を追認し、強化してさえいることを指摘する。
『若者に金出せないわ縲怐xという既得権益側からすると、
『若者は自ら起業してグローバルに自活するキリッ!』『高級なものは買えないけど欲しくもないし、そこそこ幸せ』
みたいな印象を与える言説は都合がいい。
(そんなこと書いてないなら申し訳ないが、そんな印象、与えられていると思う)
もちろん、本の著者たちはそんな意図もなく心外ではあるだろうが、
言説として、需要と供給が一致してしまっているのだという本書の主張は、納得がいく。
『グローバルな人材にならないとだめなのかな縲怐xと懊悩する者にとって、ちょっと頭を冷やしてくれる一冊であった。
海外に出ればいい、逃げて起業すればいい、いや若者は幸福なんだ..などの若者サバイブ本が、
じつはどれも"経済成長は無い”"システムからの救済は無い"などの同一の現状認識に基づいていること、
そして、そんな現状を追認し、強化してさえいることを指摘する。
『若者に金出せないわ縲怐xという既得権益側からすると、
『若者は自ら起業してグローバルに自活するキリッ!』『高級なものは買えないけど欲しくもないし、そこそこ幸せ』
みたいな印象を与える言説は都合がいい。
(そんなこと書いてないなら申し訳ないが、そんな印象、与えられていると思う)
もちろん、本の著者たちはそんな意図もなく心外ではあるだろうが、
言説として、需要と供給が一致してしまっているのだという本書の主張は、納得がいく。
『グローバルな人材にならないとだめなのかな縲怐xと懊悩する者にとって、ちょっと頭を冷やしてくれる一冊であった。