アナログ の感想

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たけしさんが書く恋愛小説ということで期待して読んだけど、「プラトニックなラブストーリー」の部分はちょっと物足りなかった。
ラスト辺りで盛り上がるんだろうなと思ったけどそれほどでもなかった。
それより何よりとにかく気になったのは、主人公の友達の下品さ。一つ一つの発言の下品さがこの物語の純粋性を台無しにしている。

この作品には様々な場面で「人を想う気持ちとは何か」が散りばめられています。

恋人、友人、親子、夫婦、仕事仲間などなど…

シンプルでも深いです。
色々と再確認させてもらえました。

特に主人公と友人2人の会話が面白いです。
この3人の会話が集まると卑猥な話をすることが多いですが、笑いもあり、ある意味「ピュア」なのでいやらしくない不思議。

高木も山下もいざ、やるときはやりますからね（笑）

あと「アナログ」的なものが登場人物を通して様々な形で出てきます。デジタル化が進む現代だからこそ、その良さも改めて分かりました。