ハピネス(5) (週刊少年マガジンコミックス) の感想

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参照データ

タイトルハピネス(5) (週刊少年マガジンコミックス)
発売日2017-03-09
製作者押見修造
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

押見先生の作品というと、スクリーントーンの使用を
極力控え、ベタと手書き線による作画が特徴で
「光」と「影」のコントラストにより、
物語に絶妙な陰影を与えています。

また、有名絵画をオマージュし、
「惡の華」は、オディロン・ルドンの「アイ・バルーン」らであったり、
今作では、ゴッホの「糸杉」シリーズなど、
物語を印象づけています。

ノラや岡崎、勇樹ら登場人物それぞれのどこにも行き場のない
「どんづまり」感や絶望感が、見事に表現され、
また、五所さんの息をひそめるように生きている感じなど、
押見先生の真骨頂のように感じました。

菜緒を失った勇樹や、捕らわれた岡崎とノラ、
抜け殻のような五所さん、それぞれの10年。
また、桜根の正体など、今後の展開に期待大です。

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