ハピネス(6) (週刊少年マガジンコミックス) の感想
参照データ
タイトル | ハピネス(6) (週刊少年マガジンコミックス) |
発売日 | 2017-09-08 |
製作者 | 押見修造 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
ある日、駅の売店で五所雪子が目にしたのは自分をひどい目に合わせた加害者である桜根だった。
事件の被害者となってから10年、通常の暮らしをしていた五所はショックの余り外出が出来なくなってしまう。
五所の事が気になってアプローチをかけていた同僚の須藤が、そんな五所を助けていく内に……、みたいな感じの巻です。
ネタバレをしないように書くとこんな感じ。
緊迫した場面やセンセーショナルな事件などは起こらず、話は比較的穏やかに、そして丁寧に進みます。
次巻で、どこかの組織の実験施設と思しき場所でモルモットとなっていたであろう岡崎、そして桜根と行動を共にしていたと思われる勇樹が出てくるのでしょう。
この第6巻のラスト、本来はおまけマンガやあとがき、あるいは次巻の予告が入るはずのページに、呻き声を上げながら闇に蠢く何者かの姿が描写されています。
第7巻は話が大きく動くでしょう。楽しみです。
事件の被害者となってから10年、通常の暮らしをしていた五所はショックの余り外出が出来なくなってしまう。
五所の事が気になってアプローチをかけていた同僚の須藤が、そんな五所を助けていく内に……、みたいな感じの巻です。
ネタバレをしないように書くとこんな感じ。
緊迫した場面やセンセーショナルな事件などは起こらず、話は比較的穏やかに、そして丁寧に進みます。
次巻で、どこかの組織の実験施設と思しき場所でモルモットとなっていたであろう岡崎、そして桜根と行動を共にしていたと思われる勇樹が出てくるのでしょう。
この第6巻のラスト、本来はおまけマンガやあとがき、あるいは次巻の予告が入るはずのページに、呻き声を上げながら闇に蠢く何者かの姿が描写されています。
第7巻は話が大きく動くでしょう。楽しみです。
悪の華は人のねじ曲がった部分や変態性、鬱屈した青春などを描いていて
稚拙な絵と内容のハードさがあまり合わず個人的に最後まで読めなかった。
ぼくは麻理のなかや他作品も読んでおらず、この作家の印象は悪の華の途中までで止まっていました。
でもこれは1巻からわりとテンポよく進み、底辺から始まる主人公が力を得てヒーローになっていきそうな雰囲気に
思わず読み進めてしまった感じです。
何より絵が悪の華の頃に比べてとても上手くなっていた!劇的に。それはもう。
ガサっとした絵柄がこの話に合っていて、なおかつアングルや視界が歪む感じもとても表現できていて面白かった。
なんとなく望月峯太郎さんを感じさせます。
書き文字なんかも昭和のホラー漫画、梅図かずおさんを思わせるようなところもあり
あえて狙ってやってる感じがしました。
現代の話ではあるんですが、どことなく昭和の空気があるんです。
5巻まではそういう意味でよかったし、こちらの想像を裏切ってやはり闇の気持ちにとらわれていく主人公や
ただヒーローになる物語ではない展開に惹きこまれました。
極力少なくされたような会話と、絵の表現で見せるような構成と、少ないコマ数の為、
デジタルでもとても読みやすかったです。
(この点ジャンプコミックは細々していて文字も多くアップは少なめで、電子で読むには向かないものも多い)
さてこの巻から五所さんにスポットが当たっていくわけですけど、
これまで淡々とねちっこい恋愛を見てきたので、少々読み味がよくないこの巻も別に違和感はなかったです。
やはりこの作品は、多くを説明せず、空気感や人と人とのいや〜な感じ、たまに見せる関係の修復感
などが絶妙ですね。
展開、話の進みが非常に遅いですが先は気になりますし、何より
おこった現象により登場人物がどう変化していくかを、ねちっこく、詳しく、ゆっくりと見せていくスタイルは
作者独特のものだなあと思いました。
テーマ、設定自体はとくに珍しいものではなく、王道といってもいいものですが
稚拙な絵と内容のハードさがあまり合わず個人的に最後まで読めなかった。
ぼくは麻理のなかや他作品も読んでおらず、この作家の印象は悪の華の途中までで止まっていました。
でもこれは1巻からわりとテンポよく進み、底辺から始まる主人公が力を得てヒーローになっていきそうな雰囲気に
思わず読み進めてしまった感じです。
何より絵が悪の華の頃に比べてとても上手くなっていた!劇的に。それはもう。
ガサっとした絵柄がこの話に合っていて、なおかつアングルや視界が歪む感じもとても表現できていて面白かった。
なんとなく望月峯太郎さんを感じさせます。
書き文字なんかも昭和のホラー漫画、梅図かずおさんを思わせるようなところもあり
あえて狙ってやってる感じがしました。
現代の話ではあるんですが、どことなく昭和の空気があるんです。
5巻まではそういう意味でよかったし、こちらの想像を裏切ってやはり闇の気持ちにとらわれていく主人公や
ただヒーローになる物語ではない展開に惹きこまれました。
極力少なくされたような会話と、絵の表現で見せるような構成と、少ないコマ数の為、
デジタルでもとても読みやすかったです。
(この点ジャンプコミックは細々していて文字も多くアップは少なめで、電子で読むには向かないものも多い)
さてこの巻から五所さんにスポットが当たっていくわけですけど、
これまで淡々とねちっこい恋愛を見てきたので、少々読み味がよくないこの巻も別に違和感はなかったです。
やはりこの作品は、多くを説明せず、空気感や人と人とのいや〜な感じ、たまに見せる関係の修復感
などが絶妙ですね。
展開、話の進みが非常に遅いですが先は気になりますし、何より
おこった現象により登場人物がどう変化していくかを、ねちっこく、詳しく、ゆっくりと見せていくスタイルは
作者独特のものだなあと思いました。
テーマ、設定自体はとくに珍しいものではなく、王道といってもいいものですが