がっこうぐらし! (9) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | がっこうぐらし! (9) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) |
発売日 | 2017-03-11 |
製作者 | 原作:海法 紀光(ニトロプラス) |
販売元 | 芳文社 |
JANコード | 9784832248137 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
前巻にも書いた感想の焼き直しにはなるのですが、この巻が、というよりこの巻も、大学生編はとにかく薄い話でした。
ようやく終わったか、というのがとりあえずの感想になります。
ただ全く見所がなかったわけではなく、武闘派との「対決」シーンは、久々にこの作品らしい展開を読んだ気がしました。
さておき「なぜ薄かったか」という事を振り返るに、これまた前巻の感想の焼き直しになりますが大学生編は「ありふれたゾンビもの」をやっているからだと感じます。
一世を風靡してアニメにまでなった五巻までの「高校生編」は、まちがいなくこの作品でしか読めないストーリーでした。
しかし六巻以降は、多少なりとゾンビものを見ている人ならあくびが出るほど見飽きた「手あかのついたお馴染みの展開」のひとつでしかありません。
今さらこの程度の話を、しかも美少年美少女だけでやられては尚更薄っぺらいのです。
また「ありふれた展開」という批判を一旦横に置いたとしても、がっこうぐらし!という作品の中で見ても大学生編はそれ以前に比べて密度が薄すぎます。
りーさんが精神的においつめられるのも、くるみがウィルスに侵されてピンチになるのも、高校生編で既にやっています。
高校生編の最大の山場で、盛り上がるシーンでした。それは、分量にしてわずか一巻半ほどの話です。
そして、それを焼き直し、引き伸ばして、しかもまだ続けているのが現在の状態です。
とかく他の作品と比較せず純粋にこの作品の中で考えても、方針が明確でキャラクターもストーリーもイキイキとしていた高校生編に比べ、それ以降はあまりに迷走しているように感じました。
終わってみて改めて振り返ると、やはり大学生編はせいぜい一~二巻くらいで短くまとめるエピソードだったのでは、と心底思います。
ともあれこれにて大学も「卒業」、新たな展開に移ることは純粋に楽しみです。
その期待も踏まえ、評価は最終的に☆4になりました。
ようやく終わったか、というのがとりあえずの感想になります。
ただ全く見所がなかったわけではなく、武闘派との「対決」シーンは、久々にこの作品らしい展開を読んだ気がしました。
さておき「なぜ薄かったか」という事を振り返るに、これまた前巻の感想の焼き直しになりますが大学生編は「ありふれたゾンビもの」をやっているからだと感じます。
一世を風靡してアニメにまでなった五巻までの「高校生編」は、まちがいなくこの作品でしか読めないストーリーでした。
しかし六巻以降は、多少なりとゾンビものを見ている人ならあくびが出るほど見飽きた「手あかのついたお馴染みの展開」のひとつでしかありません。
今さらこの程度の話を、しかも美少年美少女だけでやられては尚更薄っぺらいのです。
また「ありふれた展開」という批判を一旦横に置いたとしても、がっこうぐらし!という作品の中で見ても大学生編はそれ以前に比べて密度が薄すぎます。
りーさんが精神的においつめられるのも、くるみがウィルスに侵されてピンチになるのも、高校生編で既にやっています。
高校生編の最大の山場で、盛り上がるシーンでした。それは、分量にしてわずか一巻半ほどの話です。
そして、それを焼き直し、引き伸ばして、しかもまだ続けているのが現在の状態です。
とかく他の作品と比較せず純粋にこの作品の中で考えても、方針が明確でキャラクターもストーリーもイキイキとしていた高校生編に比べ、それ以降はあまりに迷走しているように感じました。
終わってみて改めて振り返ると、やはり大学生編はせいぜい一~二巻くらいで短くまとめるエピソードだったのでは、と心底思います。
ともあれこれにて大学も「卒業」、新たな展開に移ることは純粋に楽しみです。
その期待も踏まえ、評価は最終的に☆4になりました。