劇場版とある魔術の禁書目録エンデュミオンの奇蹟 の感想

第2シーズンの7話と8話の間に起きた
オリジナルストーリーの劇場版です。

宇宙エレベーター「エンデュミオン」の
完成を間近にした学園都市で、記憶喪失の
歌手アリサと出会った当麻とインデックス。
何故か彼女を狙うステイルたちイギリス清教と
巨大メカを操る黒ずくめの女性率いる謎の部隊、
彼らからアリサを守ろうと戦う当麻達の
三つ巴の戦いが描かれています。

ほとんどのキャラが登場する上、アイドルものの
歌の要素と「攻殻」の様なメカを加え、舞台は宇宙、
いかにも劇場版らしい派手なノリでお約束のギャグや
お色気シーンもしっかりあり、楽しめました。

半面、あらすじやキャラの説明は一切なく、いきなり
黒子が車椅子で登場するなど、一見さんお断りの
ファン向けの内容なので、初見の人には不向きです。

またアクションは派手で良かったのですが、主人公の
当麻が黒幕と対峙せずにお得意の鉄拳制裁で事件が終結し
エンドロール、結局どうなったのかよく分からないので
イマイチ爽快感に欠けるのが、少々残念です。

観終わって一番印象に残っているのは、宇宙空間を生身で
動き回り、次々とミサイルを破壊、「後は任せた…」と
地球に降下していく神裂の戦闘シーン。
まるでガン〇ムの様な聖人の戦い振りにビックリしました。

良くも悪くも「禁書目録」の劇場版らしい内容なので、
シリーズのファンなら楽しめると思います！