終わりのセラフ 8 (ジャンプコミックス) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル終わりのセラフ 8 (ジャンプコミックス)
発売日2015-04-03
製作者山本 ヤマト
販売元集英社
JANコード9784088803395
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

正直終わりのセラフは絵だけで買っている漫画でした。
話は可もなく不可も無くというか、ぶっちゃけ詰まらない部類の漫画だと思っていました。
吸血鬼と人間の話、滅んだ後の世界、主人公と親友は今は敵同士etc……だの、
随所の設定には輝くものがあるものの、話はただただ中2で、
もうびっくりする程詰まらなくてなんでこうなった、みたいな。
それが6巻目ぐらいから「あれ……? なんか面白くなってきた気がするぞ……?」となり、
7巻目で「あれ……? この漫画ってもしかして面白いんじゃ……?」となり、
この8巻で本当に面白くなりました。正直びっくりしました。8巻はちゃんと王道少年漫画してました。

思えば5巻目までは設定の羅列漫画だったのが問題なのだと思います。
1巻は主人公優とミカの過去説明編、
2~3巻の学園編は人間サイドの状況説明編、
4~5巻の戦争編は登場人物全員がどのような立ち位置についているかについての説明の巻だった、
とでも申しましょうか。
読み返してみますと、5巻目までは読者が既に知っている情報を、
ただ優が「ミカはどうしてるのかなぁ」と悩んだりするだけの漫画だったんですよね、結局。
(そうじゃないターンはグレンとシノアがひたすら上から目線で設定説明していた記憶しかありません……)
それらが終わり、6巻頃からやっと現行のドラマが始まり、
「主人公がいかに仲間との絆を築いていくか」だの「ミカはどうやって優に会うのか」だの、
ドラマチックな展開が見られるようになってきました。
ただの状況説明キャラだったグレンもシノアもちゃんと多種多様な表情を見せる生きたキャラになってきましたし、
これまで中2病的にただ強かっただけの主人公も、
他者に叱られ反省だのをしているシーンが随所に挿入されるようになり、
1巻2巻の頃の猪突猛進馬鹿だった頃と比べてとても感情移入しやすいキャラクターになりました。
そしてこれまでがやたら長かったお陰で、主人公サイドにも吸血鬼サイドにもある程度感情移入出来るエピソードが投入されている為、

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

終わりのセラフ 8 (ジャンプコミックス)

アマゾンで購入する
集英社から発売された山本 ヤマトの終わりのセラフ 8 (ジャンプコミックス)(JAN:9784088803395)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.