ログ・ホライズン (1) (ファミ通クリアコミックス) の感想

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参照データ

タイトルログ・ホライズン (1) (ファミ通クリアコミックス)
発売日2013-04-15
製作者ハラ カズヒロ
販売元KADOKAWA / エンターブレイン
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

WEB連載時に読んで気に入り、気になって原作小説も読み、ログ・ホライズンにハマりました。
小説版と読み比べてわかりましたが、漫画版は主人公シロエを描くために尽くされているのだと思います。
この一巻を通して多く見受けられるのは、シロエの細かい表情です。
シニカルで、ニヒルで、シリアスで、黒い。実はどのキャラクターよりも表情が多彩。
《腹ぐろメガネ》の異名に恥じない、シロエのダークさが見事に描かれています。

ハラカズヒロさんのイラストは、ポップな絵柄ですが線が濃いので軽すぎないところがいいです。
シンプルに感じますが、しっかりと地に足の着いたデフォルメです。
それにデザインがどれもカッコイイ/可愛い。
よく見ると服装のディティールがかなり凝っているとわかります。
通常の漫画ですと一人のキャラクターに使われるトーンは一、二種類が平均ですが、
ログ・ホライズンは三、四種類が当たり前です。
イラストのギミックもおもしろい。
たとえば中表紙に書き下ろしのシロエが描かれていますが、その水面に映る影が現実のシロエだったり、
カバーを外して広げてみると、表紙のグリフォンの全身が見られ、イラストのスケールが一気に変わります。
 
大好きなコミカライズですが、唯一気になるのは説明不足であることでしょうか。
個人的にログホライズンの世界観の醍醐味は、《大災害》の被害や、それによる影響だと思っています。
攻略サイト使用不可、現実とゲームの体格の齟齬、エリア間の転移不可などの説明が少なく、あくまでも要点のみ。
その他にもグリフォンの説明がないなど、小説版との違いが見られます。

しかしこれは、話を進めるために、あえて省いているのだと思います。
そういった世界観を楽しむ説明や詳細な描写は小説版に任せ、
漫画版は戦闘シーンの大立ち回りや、会話シーンでの仕草、表情を描くのに専念しているのだと考えています。

ですから、小説版を読むなら本書を、本書を読むなら小説版を。
両方合わせて読むと、相乗効果でログ・ホライズンが楽しめます。

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