ログ・ホライズン (3)ゲームの終わり(上) の感想

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参照データ

タイトルログ・ホライズン (3)ゲームの終わり(上)
発売日販売日未定
製作者橙乃 ままれ
販売元KADOKAWA/エンターブレイン
JANコード9784047274136
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

2巻でシロエは「ここはゲームじゃねぇよ!(意訳)」と法の重要性と、これまでNPCとされてきた〈大地人〉の生命と人権を訴えました。アキバの街のプレイヤーは「ゲームの世界」ではなく「異世界」を生きることを提示され、新たな可能性を生み出す発見とともに、この世界を生きるための活気を取り戻すことができました。
しかし、それはこの世界の住人〈大地人〉との共存という新しい問題も抱えることになるのでした。

「ゲームの終わり」

このサブタイトルの示す通り、〈エルダー・テイル〉というゲームは終わりを告げ、新たな現実=異世界で社会を築き生き抜いていく一歩を、アキバの〈冒険者〉達は踏み出しました。
この巻から、この物語は異世界冒険物のガワを脱ぎ捨て、大きな社会改革のうねりに飲み込まれていく〈冒険者〉、そして〈大地人〉達の群像劇の様相を次第に表してゆきます。この流れは「まおゆう」で見せた作者の手腕が光る所でもありますね。

この巻では、アキバの街の代表と〈大地人〉の有力貴族との一癖二癖もある外交が書かれるともに、トウヤ・ミノリら新人プレイヤーの訓練シーンも平行して書かれます。
貴族達との含みを持った会合、ぐうたら姫と鬼畜眼鏡の高度な腹芸、突如現れた「賢者」に導かれ世界の謎に迫ってゆくシロエ、連携が上手くいかない新人達がやがて一つのパーティーへと成長を遂げる姿、微笑ましい五十鈴とルンデルハウスの関係……など、印象的で重要なシーンが満載で、ページを捲る手も思わず早くなります。特に、ミノリの発案を中心とした新人パーティーの著しい成長は必見。MMORPGのシステムを熟知している人だと楽しさ倍増?

が、それでもここまではまだ上巻。巻末で事態は急変し、〈大地人〉との交渉も、新人研修の場も、思わぬ方向へと転がって行きます。そして、あの人物は、まさか……?

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