艦隊これくしょん -艦これ- 艦娘型録 携行型 2014年版 (角川文庫) の感想

商品説明文に
「艦娘の紹介部分のみをまとめた文庫版」
とありますが、実際にはまとめなどというレベルではなく、
各艦娘に付随する文章はゲーム中の初期ステータスと、改造レベル、自己紹介しかありません。
もとになった大判の方には艦娘ごとにオススメの運用方法や、主要なセリフ、
ちょっとした薀蓄なんかも書いてあったんですが、ごっそりカットされています。

つまり、読み物として楽しい部分はほとんどありません。大項目ごとに艦種の解説があるくらいです。
実質的に、ゲーム中のイラストを収録した画集なんですが、文庫なので絵は小さめです。
印刷は結構キレイなんですが、せっかくのイラストを小さい判型で見たいとは思わないですね……。

結果として、wikiが見れない状況下で、改造レベルいくつだっけなー、と調べるくらいの使い道しか思いつかない一冊になっています。
改造レベルについては、初霜や初春など、最近の改二艦についてのアップデートもされていますので……
（レベルがいくつかだけで、イラストやステータスはありません）。

もとの艦娘型録が、艦娘紹介に限ってもそれなりに内容が充実した本だったこともあり、
「これはいったいどこに需要があるのか？」と思わざるをえない文庫化になっています。