アブソリュート・デュオ Vol.6 [DVD] の感想

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参照データ

タイトルアブソリュート・デュオ Vol.6 [DVD]
発売日2015-09-02
監督中山敦史
出演松岡禎丞
販売元KADOKAWA メディアファクトリー
JANコード4935228149438
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

今まで私を楽しませてくれたものが何も出て来ない最終回は、淋しい最終回でした。ただ、最初に戻ったEDテーマは、なぜだかホッとさせてくれました。

私にとってのアブソリュート・デュオがいつ始まったのかと言えば、それは間違いなく2話のブルポジ直しでした。このジャンルのアニメに対する偏見があり、その上に安住するはずだった私に回復することのない衝撃を与えたあのブルポジ直し。またお決まりのしょうもないエロをやっていると馬鹿にしたかったのに、なぜ私の心を鷲掴みにしたまま離さなかったのか?あのブルポジ直しは一体何だったのか?・・繰り返し見ました。避けて通ることは出来ない原点なのに、それを理解出来ない悔しさは長く私を苦しめました。答えを見つけることが出来た今、アブソリュート・デュオを卒業します。

念のために言っておきますが、私はブルマーなど何の興味もありません。だったらなぜ?・・巴とユリエがポジションを直したからです。なぜ直した?気持ち悪かったからです。誰だって靴下がずり落ちたら直します。シャツの裾がズボンからはみ出しそうになれば直します。鼻毛が出ていれば細めの毛抜きで抜きます。そうです。巴もユリエもただ『ブル』の『ポジ』を直していただけだったのです。

ならばエロはどこにあったのか?・・私の頭の中にあったのです。私の頭の中にしかなかったのです。高見の見物を決め込んでいたはずの私は、さらなる高みから見下ろされていたのでした。「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」・・哲学者ニーチェの有名な言葉です。私はこの言葉の意味を、初めて理解することが出来たのでした。

私はアブソリュート・デュオを卒業しますが、アブソリュート・デュオを決して忘れません。あとう限り、同じ時を共に。

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