アブソリュート・デュオ (MF文庫J) の感想

なんか全体的にキャラや設定がぶれてるというか・・・適当というか

例えば主人公とか「俺は復讐の為にすべてを捨てて力を求める！」みたいな背景持ってるんですよ

でもその割に、黒い衝動を見せる事も無し、力を求めて凄い鍛錬を続ける訳でもなし・・・
のびのびと学園生活を楽まれるんですよね
ポーズ復讐者って感じで違和感しか感じないかったっす

序盤の「はい隣の席の人と戦って～負けたら学校を退学ね」みたいなのも何の意味あったのかなぁ？って最後まで疑問
入学時、改造されたばかりで、まだまだ力の使い勝手がわからないはずの状況で、無理矢理戦わせて、全体の半分もの人数を退学にする意味ってなんかあったの？

その後の展開を見るに、武器にしても肉体にしても成長する余地が凄くあるらしいから、最初の時点のみの力の強さにあんま意味があるとは思えないんですが

覚悟とか見るにしてもさ、入学時の肉体改造受けいれている時点で凄い覚悟ある人達な訳でしょ
例えば主人公の隣の女の子とか、凄く落とすの勿体無い人材に見えますよ
とにかく適当だわこの小説

隣の席だったら同じルームメイトとかもさ・・・凄い金かけてる学園っぽいんだから
もう少し管理ぐらいしてやれよって感じ。男女でも同じに部屋にするとか普通は大問題になるだろ
だいたい個室ぐらいあげられないのか？

戦いシーンもなんか凄いあっさりしているというか、盛り上がりがないというか・・・
とにかく終始「う～ん」感がある小説でしたね