子どもがいてもキレイがつづく! ラクするための片づけルール (美人開花シリーズ) の感想

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幼児2人持ち　共働き　52m2賃貸で暮らす著者による片付け本。
タイトルから勝手に「子供に片付けルールを教える本」かと思って手に取ったがそうではなく
「小さい子持ちが無理せず部屋をキープする」本。

とてもすっきりしているけれども、良い意味で所帯じみていて参考になる写真は多々。
しかし、やや断捨離ベースかな・・・。52m2という物理的な問題から
もう「モノを持たない」ということしか選択肢はないのかもしれないけれど。
せっかく整理収納アドバイザー1級持ちだとのことなので、もう少し「整理と収納」を
教えてほしかったかも。

モノがあふれすぎている人に「すっきりしてる子持ちの家」を見るためのイメトレにはいいかも
しれません。でもある程度の大人が読むには、あまり新規で知ることは少ないかも。
著者さん、若いのかな。別に若いからどうだとか年寄り万歳とかは一切思わないけれども
生活の知恵的な「収納」とかの世界だと、やはり一般人でも年齢を重ねていくうちに本人も
気がつかないような「知恵」「コツ」があったりするものなので、ある程度の年齢以上の人が
読むと参考にはならないかも。物理的な収納スペースもやはり年齢が上の方が広いだろうし。
沢山の主婦向け雑誌ででている収納のコツ的特集でもすでに出尽くしているくらいの
テクニックしかないかなぁという感じ。ちょっぴり肩すかしを食った感じです。

ただ、この本ならではの良いところもあります。巻末の方にある
「子供自身が片付けられる環境づくり」の項目。年代別にほんの1ページくらい載っている
章なのですが、なかなかおもしろかったです。辰巳渚さんの似たような本もありますが
彼女のは子供に苦行を強いている感じ（私がそう感じただけですが）で読んでいて
不愉快になりましたが、こちらは親の努力で「子供が片付けやすいように仕向ける」感じが
良かったです。とはいえ、著者さんが実践してみたわけではないので（年齢的に
自分のお子さんで試せる年齢は最初の幼児のところまでかと）理論ではあるのですが

いままでのものよりも、さらに分かりやすくて
たのしかったでーす♪シンプルで読みやすい♪