コウノドリ(19) (モーニングコミックス) の感想

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タイトルコウノドリ(19) (モーニングコミックス)
発売日2017-09-22
製作者鈴ノ木ユウ
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

元気に生まれて元気に育つことが当たり前だと思ってしまうけれど、そうではないことを痛感させられます。真実だけれども、辛い19巻です。

 新生児仮死で生まれてNICUに移った赤ちゃんの、呼吸障害がなかなか改善しません。スタッフは違和感を覚えているようですが、担当医の白川Dr.は自分の診断に固執します。しかし3日目に撮ったX線とエコーの結果、病気の原因は肺ではなく先天的な心臓疾患であることが判明します。それを新生児の両親に告げた時の、父親の言葉。
 「それって医療ミスですよね?」

 26週で早産した別の妊婦は自分を責め、姑は「あんたがそういう子を産んだんでしょ」と言い放つ。「赤ちゃんが産まれる!」というバラ色の未来を夢見てきた人達が、そのバラ色の人生に瑕疵があるとわかった時、(自分を含め)誰かを責めずにはいられない。
 白川Dr.の場合、珍しいケースでもあり、決して医療ミスとは言えませんが、その3日が手遅れになることもあるわけで、彼は大学病院に戻って修行し直すという選択をします。
(うーん、こういうことがあるから産科医が減るんだよなあ、と暗澹たる気持ちになりました)

 2万~3万分娩に1例起こるかどうかという「羊水塞栓症」の話もありました。1巻からずっと、「出産は病気ではない。だが、何が起こりうるかわからない」と重ねて語られてきましたが、お産の前に心得として本書を読んでおきべきなのか、読んでしまったら恐ろしくて軽々に子供を作れなくなるか(または、妊娠中にノイローゼになるか)、どちらなのでしょうか。考えてしまいます。

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