きのう何食べた?(12) (モーニングコミックス) の感想
参照データ
タイトル | きのう何食べた?(12) (モーニングコミックス) |
発売日 | 2017-09-22 |
製作者 | よしながふみ |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
最初は、「クッキングパパ」のような共働き夫婦(?)による男の料理の話か?腐女子萌えのBLの話か?と思っていたのですが、巻を重ねるにつれ、中年社会人の真面目で平凡な日常生活の話であることがわかりました。史朗さんもケンちゃんも着実に歳をとり、コレステロール値も上がり(笑)、それにつれて双方の親も年老いて、死や病と直面せざるを得なくなります。
最初の頃は、「同性カップルには老後は子供に頼るという選択肢はないから」と節約、蓄財に励み、ゲイバレすることを非常に恐れ、同性愛を受け入れられない実家の両親とも疎遠であった頑なな史朗さんが、歳とともに徐々に丸くなり、自分に可能な範囲で折り合いをつけていく様子にほっとさせられます。
もはや連れ合いが同性であるか異性であるかは問題ではなく、毎日の食生活(ここが一番の肝なのは変わりません)を軸に、地道に日常を生きる人々の群像劇のようになり、読んでいてしみじみと考えさせられることも多い良作です。
最初の頃は、「同性カップルには老後は子供に頼るという選択肢はないから」と節約、蓄財に励み、ゲイバレすることを非常に恐れ、同性愛を受け入れられない実家の両親とも疎遠であった頑なな史朗さんが、歳とともに徐々に丸くなり、自分に可能な範囲で折り合いをつけていく様子にほっとさせられます。
もはや連れ合いが同性であるか異性であるかは問題ではなく、毎日の食生活(ここが一番の肝なのは変わりません)を軸に、地道に日常を生きる人々の群像劇のようになり、読んでいてしみじみと考えさせられることも多い良作です。