死と愛――実存分析入門 の感想

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参照データ

タイトル死と愛――実存分析入門
発売日販売日未定
製作者V.E.フランクル
販売元みすず書房
JANコード9784622006022
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 臨床心理学・精神分析

購入者の感想

フランクルの「死と愛――実存分析入門」を読み終わりました。有名なカトリックの学者の霜山徳爾さんによるドイツ語からの訳で、実存哲学の古い言葉が多く最初はわかりにくい。読んでいくうちに彼の用語にもなれ、自分の過去の経験したことの意味を考えさせられました。
新翻訳版も出ているようです。実存主義については、学生時代の研究会で友人と一緒にアルベール・カミュの「異邦人」の映画を見て、いろいろ話し合いました。実存主義や精神医学・心理学を理解していない訳者の場合、日本語としてこなしきれていない、あるいは誤訳もあるようです。
霜山徳爾さんの訳は用語になれると、理解が進むと感じました。

フランクルのクライアント(患者)に対するアプローチをロゴセラピーというようです。webでは
(1) 人間存在のあり方 (2) 存在の意味 (3) 意味への意志の実践 を中心とする実存分析とされています。
私が理解した範囲では、フランクルの「死と愛」に示されているのは
「中心にあるのは、ひとりの人を愛するときに、必然的に<責任>ということが含まれてくる」
として具体的な愛には責任が伴うのだということを一冊の本で順序立てて示しています。 誠実に生きたいというときに、それに対する不合理な状況に追い込まれることはしばしば経験します。そのときの自分自身の原点を見直すガイドともなると感じました。

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