「生きる意味」を求めて (フランクル・コレクション) の感想

中古で購入しました。元々は税抜き1700円の本です。

「我々は人生に問う立場ではなく人生に問われている立場である」という
フランクルの思想は、目の前に広がる絶望を一瞬にして希望に変えてく
れる可能性を秘めています。進むべき方向がわからない、何のために生
きているのか解らない、ただただむなしいなどの悩みを持っている方にフ
ランクルの本はお薦めです。この本で言えば第9章「はかなさと、死すべき
運命」などは、「人生」というものの見方を180°変えてくれるかもしれません。

ただしフランクルが書いた本はどれも言葉の選び方や言い回しがかなり難
しいので、特に心理学や哲学の本を読み慣れていない方にとっては難解な
本に感じられるかもしれません。フランクルの思想には興味はあるけれど
難しい本は読めないという方は、フランクル本人が書いた本ではなくフラン
クルの思想に詳しい人が書いた読みやすい文章の本を読むことをお薦め
します。