なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。 の感想

クラウドファンディングによって実現したエピソードに、弱者を救うしくみ作り。家入一真は、本書の中で自らのビジネスをほぼ全面的に肯定している。

もちろん、みんながみんなクラウドファンディングで成功するわけではない。会ったこともない他人から、簡単に評価や信頼を得られるはずもない。ただ、夢を実現するプロセスとして、選択肢が増えていることは確かだ。「幸せのあり方」もまた、多様化している。

友達と小さなプロジェクトを成功させるとか、夢が叶うのはうれしい。誰かの夢を応援するのは楽しい。これは、いま日本で実際に起きていることを切り取り、夢を応援するアイディアを提示した本だ。