22年目の告白－私が殺人犯です－ の感想

藤原竜也はあまり好きでは無いのですが、基本キレ芸しかできないので、役所としては彼でよかったのかと思う
まあこんな役ばっかりだよね、溜めて溜めて爆発みたいな？
伊藤英明はここ十数年で演技の幅を大きく伸ばしているなと思います、悪の経典あたりから、おお？挑戦してるなー等とね
作品ごとにキャラクター変えてくるので役造りも意外性も◎今回もいい演技してました。
問題は仲村トオルだ、彼は明るいキャラのイメージを払しょくできないでサイコな役にも手を出すんだけど
如何せん活舌が悪いというか、セリフ回しがあぶデカ時代から進歩しないので、あれでキャスター役とか難があるよね
どうしても仲村トオルでしかない、意外性がストーリー的に重要なんだけどセリフの端々から「僕が真犯人ですよ～
此処にいるよ～トオルだよ～」なんて雰囲気がアリアリでね、中盤でああコイツがラスボスかまたかよ
と思っていたら予想道理だし…勿論ストーリー的にはよくできていて、映画の枠でやるならこのくらい思い切った事
やってくれると張りが出ていい、細かい設定は最後まで解らなかったし楽しめたけど、藤原竜也の骨格はおいとくとしてな？
そこは突っ込まないであげて「誰だよお前？」的なのはよくわかるけど。楽しめた！近年の日本映画としてはよく頑張った！

まったく予備知識なしに見ました。後半、なんとなく真犯人が予測できてくるのですが、どうやって彼にたどり着くかわからなかったので、最後まで楽しめました。

個人的に、同じように目の前で死ぬ人をみた、という現象からのPTSDといっても、

潜在意識の奥深くまで「自分が死ねばよかった」と思っていて、その通り死んでいった人と、実は「寂しい、共感してくれる人が欲しい」と思っていて、しぶとく生き延びる人とでは、流れ（生き方）がまるっきり違うのが印象的でした・・・。

藤原竜也主演ということで観ました。
演技力は申し分ありません。映像と演技を楽しむには良いと思います。
藤原竜也が遺族に謝罪するシーンなど、「ここからどうなっていくのか」というワクワクがありました。

だた後半は展開が明らかに読めてしまい、予想した通りのことしか起こらないのが大変残念です。
起こる事象もご都合主義というか、リアリティのなさが否めません。

予想を一つ飛び越える展開や結末が欲しかったです。
もう一声欲しいという意味で★4にしました。

公訴時効にかかった5件の殺人事件の自称犯人が世間に名乗り出る。
告白本を出版して握手会を開いたり、犠牲者の遺族のところで謝罪パフォーマンスを
行ったりのやりたい放題。
当時犯人を取り逃がしてしまった上に上司を殺害された刑事はそれを苦々しく思いながらも
彼を狙う被害者遺族から彼の安全を守ろうとする。
そんな中、元戦場ジャーナリストである高名なニュースキャスターが自分の番組のゲストに
その殺人犯を呼ぶことになった。
番組には我こそが本当の犯人であるという別の人物も現れて証拠の映像を披露する。
果たして真相はどこにあるのか…。
という感じのお話です。

途中まで、刑事の妹と彼氏の話の挿入がどうも不自然な感じなのですが、それが後々伏線になっていきます。
飽きずに最後まで観ましたから決して悪い作品ではないです。でも、もうちょっとどんでん返し部分を
引っ張らないと、真犯人との対決の時にはもう驚きの要素が残っていませんでした。
鍵を握る登場人物が意外に少ないので、真犯人はすぐに分かってしまいました。
それから、番組中に傷害罪、真犯人の別荘で住居侵入や殺人未遂などが成立しているはずの妹の婚約者が
事件解決後も自由の身で外国に旅立って行くのとかリアリティが無さすぎです。
あとは過去の事件の被害者遺族が複数登場するのですが、やくざの親分や医師の掘り下げが甘かったような気も。
とにかくもう一工夫で傑作になり得た惜しい作品です。

なかなか面白い展開。しかし、最後に犯した殺人だけが、過去の殺人とパターンが違うのは理解できない。犯人のトラウマが殺人パターンに反映されるという設定だけに、この最後の殺人はストーリーの矛盾と言うしかない。映画そのものの展開がスピーディーなので、この論理の矛盾を見過ごしがちだが、見終わって、あれっと感じました。残念。

配役、構成、ストーリー素晴らしかったです。
現代のインターネット環境を上手に交えていたのでリアルに感じられました。

これは前情報ナシで見るのが良いと思います。
なのであえて感想は書きません（笑）まずは見てください。