風夏(17) (講談社コミックス) の感想

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タイトル風夏(17) (講談社コミックス)
発売日2017-09-15
製作者瀬尾 公治
販売元講談社
JANコード9784065101902
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

ヘッジホッグスの過去編は今回で最後となりますが、個人的に気になる点があるのも事実で
それは第6巻の寿の台詞にもあったニコのドン底の時期の話。
前巻を読んで推測した感じでは家庭環境のトラブルと思われる描写が描かれているが
これはあくまで寿の語るバンド結成秘話だからこそ詳細が不鮮明という事なのか?
この辺は今も気になるところではあるが、少しモヤモヤしてしまう。

西辺の脱退理由も理解出来なくもない。
自身の演奏技術やセンスがバンドの足を引っ張ってしまうという理由の脱退だが
多くのアマチュアバンドは実力不足のメンバーはクビを切られるミジメなパターンが多い中
(最悪の場合、喧嘩になったり粘着ストーカーになる事も)
西辺は涙ながらに自ら潔くバンドをニコに託し脱退。
ニコをはじめとしたメンバーは西辺の脱退に納得が行かなかった様だが
バンドメンバーの友情を感じさせる話は良かったと思っている。

その後はBW修行編とは言いつつも久し振りのシェリー・ホーネットの登場に
男性読者向けサービスシーン満載であったりするのだが
個人的には沙羅、三笠、那智の修行があっさり済まされてるのが残念だった。

また、実在の人物をモデルにしたキャラや実在するバンドが多く登場し
沙羅の修行回では西辺をはじめリカコ(Lynn)や西辺のバーにいる常連バンド(沼倉愛美。SHO、T$UYO$HI、高橋宏貴、伊賀拓郎)
那智の修行回では空想委員会が登場している。
前者はテレビアニメ版で関わった面子がモデルなのは熱心な読者なら誰が見ても分かると思うが
(余談ではあるが、沙羅の修行回がマガジンで掲載された当時、沼倉愛美のアルバム「My LIVE」が発売された日でもある)
後者の様に実在するバンドが登場するのは意外な展開だった。
(過去に作者と対談したのがキッカケらしい)

描き下ろしに原作ではしばらく登場していないルバードのおまけ漫画
本作のテレビアニメ版で楽曲を提供した作曲家のWEST GROUNDと作者の対談が掲載されていますが

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