薄桜鬼SSL ~sweet school life~ (限定版) の感想

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　内容が、非常に薄っぺらかったです。
　ストーリー重視派には、心底、さびしい・・・。長い短いに関係なく、面白いストーリーを
期待していたので、無念でした。
　
　スチルはきれいなものもありますが、先代の絵師（カズキヨネさん）の書いた絵を、
人真似して描いているだけあって、バランスが悪かったり、不恰好だったり、目と目が
近くて、口がおちょぼ口で、「なんだろう、このマンボウみたいな顔・・・」とガッカリ
することが多かったです。スチルが表示されるたび、「これなら及第点かなあ~？」と、
怖々としていました。

　ミニゲームは、ひとつひとつは、そんなに難しくないです。失敗しているうちに、慣れるので
大丈夫です。
　が、やっぱりラストのミニゲームは、最初は失敗続きで、イライラしました。連続で、ランダムの
ミニゲームを５つクリアしないと終了なんて、勘弁してよ~と思いました。ミニゲームを楽しみたい
訳じゃないのに。

　前作の「遊戯録　弐」といい、今回のSSLといい、製作者側は、すでに面白いストーリーを
考え出せる人材がいなくなっているのかな・・・と思いました。だから、ミニゲームで誤魔化して、
看板シリーズをなんとか続けているといった印象を、ゲームをクリアして持ちました。

　「薄桜鬼　随想録」のおまけSSLのほうが、今回の単品SSLゲームより、何倍も何十倍も、
はるかに面白かったです。
　大好きな薄桜鬼を酷評するのは、淋しいですが、おススメできるゲームではありません。

尺伸ばし用のミニゲームがとてもうざかったです。
VITAになってからの絵はとても綺麗で驚きましたが、
見え見えの尺伸ばしミニゲームで話の腰を折られます。
本当にそういうのいらないので、今後もやめて欲しい限りです。

元々原作ファンで、薄桜鬼をやってからオトメイトのゲームをやり始めた人間ですが、
今回は今までに無い位に酷い具合になってます。
ミニゲームの内容は全部遊戯録並でした。
１周目をクリアすれば飛ばせるようになっていますが、
「飛ばせるなら最初から入れなきゃいいのにww」としか思えません。

折角SSLファンの為に今回このゲームが作られたというのに
尺伸ばしの所為でメインの話はすぐ終わってしまうし、で非常に残念でした。
褒められるべき所は「画像が綺麗になった（VITAなので当たり前ですが）」
「薄桜鬼シリーズのゲームにしてはBGMがまともになった。」
「主人公の名前をデフォルトにしておくと、名前で呼んでくれるようになった」
その位でしょうか…。

薄桜鬼に出てくるキャラは全員魅力的でとても好きなゲームので、
今回のこのゲームだけはやはり残念です。