全然、知らずにお参りしてた 神社の謎 (祥伝社黄金文庫) の感想

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参照データ

タイトル全然、知らずにお参りしてた 神社の謎 (祥伝社黄金文庫)
発売日2013-09-02
製作者合田 道人
販売元祥伝社
JANコード9784396316181
カテゴリ人文・思想 » 宗教 » 神道・祭祀 » 神道

購入者の感想

「お賽銭は5円が良い」という俗信を、正しい事として喧伝する輩が多いために、それを信じて5円しか出さない人も多い様ですが、本書も「10円は「遠縁」となるからダメ。「ご縁」があるよう5円にするべき」と書いており、この俗信を広める一助となっています。
「円」という通貨単位は明治以降のものだし、通貨価値で考えれば戦後に広まった語呂合わせの俗信に過ぎない事は明白で、神社本庁をはじめどの神社の公式HPにも、お賽銭について述べた項目で「5円はご縁に通じるので良い」などと言っている所は皆無です。

神社の祭祀や社殿・施設の維持には大変な費用がかかるので、無意味な俗信を広めて、たとえ微々たる違いでも神社の収入を減らすような事をするべきではありません。
著者は自分へのご利益のみを考えて5円が良いと言っていて、神社のためにはどちらがベターかという発想は欠落しています。
神様が「10円を入れた者は遠縁にする」というような狭量な存在であると言いふらすのは、神様に対して失礼である事も著者は考えていません。

お賽銭は多いほど神様が喜ぶという事ではありませんが、自分のご利益のみを考えた語呂合わせの賽銭を奉じるのではなく、感謝の気持ちでそれぞれのお賽銭の額を決めるべきです。
音楽家が自分の専門ではない分野について私見を述べるのは自由ですし、個人的に5円にこだわるのも勝手ですが、活字の影響力は大きいので、間違いではない事を駄目だと断言する様な事はあってはならないと思います。

正しい作法や神社の基本について分かりやすく読みたいのなら、神社本庁教学研究所が出している「神道いろは―神社とまつりの基礎知識」の方が良いと思います。

今年中に行ってみたいと思っていた伊勢神宮と出雲大社。
題名どおり、全然知らなかったのが、伊勢神宮に行く前に行かなければならない神社や、回り方でした。
それに作法も分かりやすくていいですね。
断然この本を読んでしたいと思ったのが、御垣内参拝でした。もしこの本を読まなかったら、恐らくしなかったでしょう。
筆者の体験談に基づいて来月行こうと決心しました。それに何と言ってもそこだけではなく神社の周りにももすごいパワーの神社がたくさんあるんだな! と思って、そこもスケジュールに入れます。
出雲にも危なく神無月、10月に行くところでした。ダメだったのですね! それに富士山も。行ってみたくなったのは河口浅間神社でした。
パワースポットの受け方が書いてある本で、今までのものとは全く違うと思います。どうしても最近は伊勢神宮とか出雲神宮とかだけの特集本が多い中で、いいな! と思わせてくれる本でした! 
ほかにも全国のパワースポット神社で紹介されていなかったところが多いのもいいです。昨日も本を片手にはじめて病気を直す力があるという渋谷区の平田神社に行ってみました。
今度の連休は品川神社でお金を洗いに行こうと思っています。お金持ちになれるそうですから。
発見ばかりの本でとてもおすすめです。

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