花よりも花の如く 17 (花とゆめCOMICS) の感想

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参照データ

タイトル花よりも花の如く 17 (花とゆめCOMICS)
発売日2017-09-05
製作者成田美名子
販売元白泉社
JANコード9784592210078
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

この17巻は、比較的すっきりした気持ちで読めた巻だった気がします。

今までの巻では、憲人と葉月のつきあい方(お互い言うべき事を言わずに根性を曲げて連絡しなくなるの繰り返し。憲人の、自分がきちんと説明しない癖に相手が根性を曲げることに腹を立てる身勝手さ、葉月ははっきり物を言いそうで肝心なときに言わなくて、ためてためて「嫌い」という一言で切れてしまう)がとてももどかしくて、この二人は異性と交際するのに向いていない!!と、正直、うんざりしていました。

この巻の商品説明でも、「葉月とケンカ」と書いてあって、「ああ、またか」と購入自体をどうしようかと思ったくらいだったのですが、いざ読んでみると、それだけではない内容でした。

じいさまがついに青森に帰ってしまった寂しさや、いずれは西門もいなくなるんだろう…という寂しさ。楽も内弟子生活はそろそろ終わり。これから先、東京に残るのか関西に帰るのか不透明…。そんな寂しさ…。

葉月との行き違いも、葉月がきちんと、憲人が他人の事にあれこれ手出ししすぎることを指摘した上でのことでしたし、憲人もそのことについて真剣に考えている。(読んでいる側から見ると、憲人は集中するとそれしか見えなくなるし、八方美人と言っても過言ではないほど人の事情に介入しすぎる。それはきっと将来家庭を持っても変わることはなく、それが原因で、一番大事な家庭を失うことになりそうだと感じます。)

そして、何よりも、久々に能のシーンが多めに出てきた気がします。子供能もそうですし、憲人の能のシーンも含めて。やはり能の漫画なので、能中心に読みたいです。

それと、以前も書いたのですが、いつか、番外編で、芳年さんについて色々と読んでみたい…。そう思います。あの無表情の中にも、親のことで食欲不振になってしまったりと繊細な部分を隠し持っている芳年さんなら、子供の頃からのエピソードも含めて、いろいろとありそうな気がするので…。

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白泉社から発売された成田美名子の花よりも花の如く 17 (花とゆめCOMICS)(JAN:9784592210078)の感想と評価
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