ロスト ハウス (白泉社文庫) の感想

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参照データ

タイトルロスト ハウス (白泉社文庫)
発売日2015-09-11
製作者大島弓子
販売元白泉社
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL

購入者の感想

90年代、というと20年近く前になるのか。比較的近年の大島先生の漫画集。
詩的なフレーズがあちらこちらに出てくる。物語の進行はどのお話しも現実味はさほどないが引き込まれる。
「8月に生まれる子供」「クレイジーガーデン」「ロストハウス」…これらは90年代のお話しだが、別に70年代の作品であっても不思議じゃない。
70年代の大島作品もやはり詩的で物語の進行は非現実的。そのころから、大島さんは作風というか独自の哲学を持っていた。今更(?)物語の進め方を変えることもないのだ。そして我々大島ファンはそれを享受している。それでいい。

詩的で、やや奇抜(?)で、非現実的。独自の作風を確立してからの大島漫画はほとんどこれにあてはまる。
この文庫には収まっていないが、「雑草物語」というお話がある。
とんでもないお金の相続人になり、そこから彼女とその彼氏の生活がヘンになってゆく、というお話だった。

別に、非現実的でもいい。我々ファンは、大島弓子のマンガを読めるだけで幸せだ。この世に二つとない作品。中には理解できない、というか「理解を超えている」ものもある。
それでいい。詩人の無二の作品を享受できて、わたしたちは幸せだ。

その幸せがわからない人は、残念。大島読者に向いてなかったということ。それだけ。
向いてない人のほうが多いだろう。でも我々ファンは彼女の作品を読み続ける。

私も、大島弓子に惚れて15年になる。
大島漫画に出会わなかったら、とっくに生きていない。

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