ようこそ、ペンション・アニモーへ の感想
参照データ
タイトル | ようこそ、ペンション・アニモーへ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 光丘 真理 |
販売元 | 汐文社 |
JANコード | 9784811322506 |
カテゴリ | ジャンル別 » 絵本・児童書 » 読み物 » 童話・文学 |
購入者の感想
まず、本の出だしに驚いた。 コマ漫画なのだ! 三人の家族と犬・猫を乗せた車が、林の中を進んでいく。「おばけかクマが出そう・・・・」。どんどん山奥へ。「お、見えてきたぞ」。コマ漫画が終わり、隣のページにようやく扉が、「ようこそ、ペンション・アニモーへ」。
「車のエンジン音がやんだ。」が、本文の一行め。都会の暮らしに区切りをつけ、山の中でわくわくする暮らしが始まりそう・・・。この作品の内容を予兆させる文章である。
次々にペンションにやってくるお客さんは、新菜(にいな。5年生)からみると、どうも動物ではないか思えるのだ。が、両親は、まるで意に介さない。物語が進むにつれて、新菜の「動物か? 人間か?」のこだわりは消えていく。「人間と動物の共生」というテーマを、作者はそれとなく提示しているのである。
フランスのおしゃれな舞台劇のような作品だ。イラストがこの作品の面白さを一層引き立てている。
「車のエンジン音がやんだ。」が、本文の一行め。都会の暮らしに区切りをつけ、山の中でわくわくする暮らしが始まりそう・・・。この作品の内容を予兆させる文章である。
次々にペンションにやってくるお客さんは、新菜(にいな。5年生)からみると、どうも動物ではないか思えるのだ。が、両親は、まるで意に介さない。物語が進むにつれて、新菜の「動物か? 人間か?」のこだわりは消えていく。「人間と動物の共生」というテーマを、作者はそれとなく提示しているのである。
フランスのおしゃれな舞台劇のような作品だ。イラストがこの作品の面白さを一層引き立てている。