Hand on the Torch の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトルHand on the Torch
発売日1993-06-21
アーティストUs3
販売元Blue Note Records
JANコード0077778088325
Disc 1 :Cantaloop (Flip Fantasia)
I Got It Goin' On
Different Rhythms Different People
It's Like That
Just Another Brother
Cruisin'
I Go To Work
Tukka Yoot's Riddim
Know Ledge Of Self
Lazy Day
Eleven Long Years
Make Tracks
The Darkside
カテゴリミュージック » ジャンル別 » ヒップホップ » イーストコースト

購入者の感想

大のブルーノート好きで、ジャズもロックも洋楽中心に良く聴く。しかしながら、名前だけは良く聞く本作、このUs3、なぜか敬遠していた。なぜか分からないが、かつての50〜60年代ブルーノートの有名曲のフレーズやそのまんまをサンプリング、それにラップをのっける・・・と言葉で説明されると、なぜか胡散臭く思えません?その時代時代ならではの一発屋臭がするなあと。サンプリングでヒップホップって、いかにも90年前後の空気すぎるというか。

しかし、ふと思い立ってネットダウンロードで購入。いや思ってたよりずっと良かった!何が良いかって、サンプリングという言葉が持っているほど、デジタル・テクノ臭がほとんどなくて、普通に流用元ミュージシャンと共演していると言われたら納得しそうな自然な仕上がり。事実、ハンコックらと共演ライブをネットで見たのだが。要は、ジャズの持つ自然な雰囲気、スタジオ作でもライブっぽい生々しさを上手に出していて、聴いていて素直にクール。それに、もともとジャズってヒップホップ・ラップが自然にはまると実感。例えば「Cantaloop」の冒頭のMCは、「バードランドの夜」の冒頭のアレでしょ。あのMC自体がすでに曲の一部というか、もうラップというかアジテーションっぽい。他にも、本作に引用はないがディジー・ガレスピーなんかがラップとも歌とも叫びともつかない奇声を発するが、ああいうのも、ラップの生成に大きな影響があるんだなと実感。

あと、誰か解説してほしいというか、ネットダウンロードじゃなくアルバムライナーにはあるんだろうな。どの曲にどの元ネタが使われているか。ブルーノート諸作はかなり聴いているはずだが、とっさにどれか出てこないのはもどかしい。「Song For My Father」とかはすぐ分かるのだが。グラント・グリーンがあるかな?

しかし、時代を超えて古びないジャズの名作と、それを愛する新進気鋭のミュージシャンの融合であることは良く分かった。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

Hand on the Torch

アマゾンで購入する
Blue Note Recordsから発売されたUs3のHand on the Torch(JAN:0077778088325)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.