アサシン クリード ブラザーフッド(初回生産版:プレミアムディスク「短編映画アサシンクリード リネージ」他収録 同梱)【CEROレーティング「Z」】 の感想

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＜シングルプレイ（エツィオ篇）＞
基本は今までと変わらないが、新たに仲間を率いるプレイも可能となっており、今までとは違った攻略法を試せる自由度が素晴らしい。
今回の舞台はローマですが、広大なフィールドは動き回るだけでもとても楽しい。（ただしストーリーを進めないと範囲は広がりませんが）
ストーリーはアサシンクリード２のエンディング直後から始まりますので事前にアサシンクリード２をプレイしておくことをオススメします。
シリーズ伝統のパルクールアクションも相変わらずの心地よさで満足です。
また、これまでのシリーズに無かった要素の一つにバーチャルトレーニングがあります。自分のテクニックを試したい人やもっと自分のテクニックを磨きたい人は是非挑戦を！
本当にこれだけでも十分に楽しめること間違いなし。

＜シングルプレイ（現代篇）＞
かなり忘れ去られがちですが、本作での現代篇は前２作から遊びの要素が大幅に追加されました。
エツィオの時代から見て、はるか未来のモンテリジョーニを探索することが出来るのがいいっ！
２０１２年のモンテリジョーニを子孫であるデズモンドが駆け抜ける光景は今までには無かった新鮮さがある。
またモンテリジョーニの中にはエツィオの秘宝が五つ隠されているので是非探してみては？（実績も解除されるよ！）

＜マルチプレイ＞
シリーズ初のマルチプレイは、まさに心理戦。
コンパスがあるものの、誰がターゲットなのか？誰が自分を狙っているのか？
このドキドキ感がたまらない！
うまく相手を殺した時の達成感はまさに格別！
また自分を殺しに掛かってきた相手を逆に反撃することが出来たときの快感も格別！
PCゲームでThe Shipというタイトルがあります。分かる人なら分かると思いますが、まさにアレに近いものです。
他のタイトルのマルチプレイでは味わえない緊張感と快感がここにある。
しかし、ちょっとマッチングシステムに難があるので、このあたりは今後のパッチに期待。

１作目はフリーランニングによるシステムの可能性を感じつつも、様々な課題を感じた荒削りな内容が、
２作目では鮮やかに解決し、街の拡張等のミニ要素などもボリュームアップ。
そして本作、３作目では２作目の良い点はそのまま継承しつつ、弟子システム等、更なるボリュームアップがなされています。
一方で、舞台が中世イタリアと２作目とさほど雰囲気に変化が無いので、残念ながら新鮮さはありません。

とは言え、巨大なローマの街の再現などは素晴らしい出来ですし、ローディングを気にすることが殆ど無いシステムも完成度が高いです。
マップやヘルプ（人物や建物を解説するデータベース）表示もプレイヤがストレスを感じ無い様に本当に細かいところまで気を使っているのがわかります。
一昔前、洋ゲーと言えば不親切・理不尽なゲームの代名詞かの様に言われていましたが、今、このゲームと同じレベルで丁寧に作っている会社が日本にどれだけあるのか？と思います。