ビリー・エリオット ミュージカルライブ ~リトル・ダンサー [DVD] の感想

映画をそのまま舞台に、更にパワーアップして丁寧に作ってあります。

炭鉱夫のストライキ、重い空気、苦しい生活、そんな中でダンスに目覚め才能を開花させていくビリー。
家族の理解を得られず、狂ったように踊る場面は圧巻です。
そんな彼を取り巻く人々も、無骨で不器用で愛情ある父親始め、半分呆けたチャーミングなお祖母ちゃん等魅力的な人ばかりです。

ビリー役のエリオット・ハンナは、歌・ダンス・演技とマルチな才能を発揮していますが、たまに素で笑っている顔が可愛い。親友マイケル役も良い味出しています。
また、初代ビリー役（現バレエダンサー）のリアム・ムーアが登場する場面は一瞬にして空気が変わり、２人が競演するダンスシーンは幻想的で美しい。
（特典映像より）エリオット・ハンナの夢はミュージカルスターだそうで、これからの成長と活躍が非常に楽しみです。

映画も良かったけれど、こんな素晴らしいミュージカルになっていたんですね。
舞台の最後の最後まで、楽しませてくれる作品です。