石炭紀・ペルム紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ)) の感想

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タイトル石炭紀・ペルム紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ))
発売日販売日未定
製作者土屋 健
販売元技術評論社
JANコード9784774165882
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 生物学

購入者の感想

サイエンスライター土屋健氏の古生物学史の第4弾で,今回は古生代最後の石炭紀とペルム紀について語る.前3巻と同様,復元図を伴った化石の図版を楽しみながら,気楽に読み進められる.
石炭紀では,ウミユリなどの棘皮類の話,両生類の進化,後世石炭となる大森林の形成,昆虫の繁栄などが述べられる.「窓」としてはシカゴ近郊のメゾンクリークの生物たちをクローズアップする.有名なタリーモンスターのほかにも,一つ目小僧の節足動物や奇怪なThe HとかThe Yとかが登場する.
ペルム紀では,爬虫類の陸や空への進出,哺乳類の先祖(爬虫類ではない!)の出現がメインの話題である.ヘリコプリオンは渦巻き状の歯の集合だけが残っている魚だが,半世紀ほど前に出版された益富・浜田共著「原色化石図鑑」には,魚の頭上に渦巻きをつけた非現実的な復元図が載っていた.本書によると,復元図は他にもいっぱい奇想天外なものが提起されていたようだ.結局化石標本のCTスキャンにより,渦巻き状の歯はギンザメの口腔内にあったということに落着したらしい.

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