スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉) の感想

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参照データ

タイトルスズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)
発売日販売日未定
製作者三上 修
販売元岩波書店
JANコード9784000296137
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 動物学

購入者の感想

とはいえ、食文化としてのスズメも扱うなど、生態の他に人間との関わり、文化への影響にも話が及んでいて楽しい内容の本。人にとってとても身近な野生生物であるスズメ、実は謎な面がたくさんあるんだな。

小学校低学年の頃、開け放した家の窓から一羽のスズメが舞い込んできた事があった。すぐに一緒に居た兄が、「窓を閉め(ろ)!」と叫び、そうすると、兄は何処からか捕虫網を持ってきてスズメを捕まえた。掌にのせたスズメを別の手で覆い、やがて私の掌に移した。その時の感触は何十年も過ぎた今でも忘れない。本書で、スズメの重さのクイズが出ていたが、6の回答のなかで、Sサイズの卵1個くらいか、ピーマン1個くらいかに絞り、ええい!ピーマンと答えたところ、正解だったので、何十年経っても、あの時の感触と重さは忘れないものだなと感慨深かった。

現在はマンション暮らしだが、ベランダに時折スズメが遊びにくる。勝手にスズ子と名付けているが、同じスズメばかりかどうか判らない。私の街は人工の街だが、緑も多いので、スズメもよく見かける。朝の通勤途上、スズメの小さな群れをかき分けて通っても逃げないのがいるのでよく見ると、まんまると太っているので、機敏に動けないのだ。図18を見ると、ヒナだったかもしれない。

100頁余りで1,575円は少し高価いと思ったが、カラー写真や図がふんだんに挿入されているので、スズメ好きなら買ってしまうだろう。いつも思うわけではないが、見ないと、何とも寂しい気分になる存在だ。

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岩波書店から発売された三上 修のスズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)(JAN:9784000296137)の感想と評価
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