電磁気学 2 変動する電磁場 (物理入門コース 4) の感想
参照データ
タイトル | 電磁気学 2 変動する電磁場 (物理入門コース 4) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 長岡 洋介 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000076449 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 物理学 » 電磁気学・プラズマ |
購入者の感想
結論
電磁気学をこれから本格的に学ぼうという高校生大学生一般のひと企業内エンジニアなど、すべての関心のある方に強くお勧めします。
理由
なんといっても、ストレートに電磁気学のトータルの姿を提示しようとする筆者の熱意ある姿勢、用いられているロジック,このふたつがすばらしい。
もっとも重要な「現象」の説明がまず必ず書かれており、つぎに、それを乗せる数式とその変形が書いてある。しかし道具として使われている数式の数学部分の説明も、極めて丁寧で、主に、ベクトル解析、微分方程式などについて、その場その場で、簡略平易に解説がはさまれている。だから、落ちこぼれさんもついていけます。
なお、本書は電磁気学1の続編です。だから、7章「電磁誘導の法則」からはじまります。
本書で書かれていることは、歴史的な一つの通過点に過ぎない、読者よこれを乗り越えて先へ進め、という筆者のじつに科学者としての姿勢に、強い感銘を受ける一冊です。
電磁気学をこれから本格的に学ぼうという高校生大学生一般のひと企業内エンジニアなど、すべての関心のある方に強くお勧めします。
理由
なんといっても、ストレートに電磁気学のトータルの姿を提示しようとする筆者の熱意ある姿勢、用いられているロジック,このふたつがすばらしい。
もっとも重要な「現象」の説明がまず必ず書かれており、つぎに、それを乗せる数式とその変形が書いてある。しかし道具として使われている数式の数学部分の説明も、極めて丁寧で、主に、ベクトル解析、微分方程式などについて、その場その場で、簡略平易に解説がはさまれている。だから、落ちこぼれさんもついていけます。
なお、本書は電磁気学1の続編です。だから、7章「電磁誘導の法則」からはじまります。
本書で書かれていることは、歴史的な一つの通過点に過ぎない、読者よこれを乗り越えて先へ進め、という筆者のじつに科学者としての姿勢に、強い感銘を受ける一冊です。
こちらの「物理入門コース 4 電磁気学 ’2」では、電磁気学1にひきつづき
時間的に変動する電場、磁場
マクスウェル方程式、電磁波、誘電体
について扱っています。
電磁気学’’1とあわせて、対応する演習書も存在します。
内容は、今までに習った知識をマクスウェル方程式にまとめていくのがメインで
その後、電磁波や誘電体の話につながります。
ややこしいといわれる変位電流に関しても丁寧にかかれています。1同様、読み進めるのはそう難しくないと思いますよ。
本書は理論に関しては’’1,2を読むことで一本の筋道をたてており、
さらに演習でその土台も作り上げることが出来ます。
電磁気学の基礎をちゃんとマスターできる本としてお勧めします。
1よりも薄いので、1がちゃんとできた人ならあともうひとふん張りです。
ただ、不足点とすれば、やはり初等的な教科書に当たるため
デルタ関数やグリーン関数、回路問題、電磁場の放射などは扱っていません。
また、マクスウェル方程式は丁寧に導出しますが、それを使うという話は少ないです。
必要なら、マクスウェル方程式の取り扱いに詳しい、砂川先生の「理論電磁気学」などに進まれるといいと思います。
時間的に変動する電場、磁場
マクスウェル方程式、電磁波、誘電体
について扱っています。
電磁気学’’1とあわせて、対応する演習書も存在します。
内容は、今までに習った知識をマクスウェル方程式にまとめていくのがメインで
その後、電磁波や誘電体の話につながります。
ややこしいといわれる変位電流に関しても丁寧にかかれています。1同様、読み進めるのはそう難しくないと思いますよ。
本書は理論に関しては’’1,2を読むことで一本の筋道をたてており、
さらに演習でその土台も作り上げることが出来ます。
電磁気学の基礎をちゃんとマスターできる本としてお勧めします。
1よりも薄いので、1がちゃんとできた人ならあともうひとふん張りです。
ただ、不足点とすれば、やはり初等的な教科書に当たるため
デルタ関数やグリーン関数、回路問題、電磁場の放射などは扱っていません。
また、マクスウェル方程式は丁寧に導出しますが、それを使うという話は少ないです。
必要なら、マクスウェル方程式の取り扱いに詳しい、砂川先生の「理論電磁気学」などに進まれるといいと思います。