カラスの常識 (寺子屋新書) の感想
参照データ
タイトル | カラスの常識 (寺子屋新書) |
発売日 | 2014-08-09 |
製作者 | 柴田佳秀 |
販売元 | 子どもの未来社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
黄色いビニール袋に入っているものを、カラスが判別できないと知ったのはずいぶん前。
そういえばカラスは薄明るければ深夜の繁華街やマンションでも普通に活動している。あれ、フクロウとかは別として、鳥は鳥目じゃなかったのか?
私の釣り関連の知識によると、ハンティング用のサングラス、夕方は明るく見えて標的が目立つのが黄色のレンズ、と聞いた。ということは!・・・全然違いました。
本書ではこんなのが第一章からで、気ままにぱらぱら読んでも楽しい。
カラス問題、それは人間側が原因を作っている。
一言で言えばそういうことです。
頻繁に見かけるカラス。だが、私らはどれだけ彼らを知っているというのか。
高等生物の特徴のひとつである「遊び」、カラスもします。
食い物に関しては、人間の3歳児相応の知能があってもおかしくない。
生物絡みのこういう本、「人間ってやだねぇ」とか余計なことを考えずに済むし、気楽に読めていい気分転換になります。
(追記)
●学習能力を逆手にとるカラスの撃退法(naverまとめ)
(URL不可につきタイトルで検索を)
そういえばカラスは薄明るければ深夜の繁華街やマンションでも普通に活動している。あれ、フクロウとかは別として、鳥は鳥目じゃなかったのか?
私の釣り関連の知識によると、ハンティング用のサングラス、夕方は明るく見えて標的が目立つのが黄色のレンズ、と聞いた。ということは!・・・全然違いました。
本書ではこんなのが第一章からで、気ままにぱらぱら読んでも楽しい。
カラス問題、それは人間側が原因を作っている。
一言で言えばそういうことです。
頻繁に見かけるカラス。だが、私らはどれだけ彼らを知っているというのか。
高等生物の特徴のひとつである「遊び」、カラスもします。
食い物に関しては、人間の3歳児相応の知能があってもおかしくない。
生物絡みのこういう本、「人間ってやだねぇ」とか余計なことを考えずに済むし、気楽に読めていい気分転換になります。
(追記)
●学習能力を逆手にとるカラスの撃退法(naverまとめ)
(URL不可につきタイトルで検索を)
多くの人が害鳥だと感じているカラスに対する見方が180度とは言わないまでも大きく変わる一冊。志村けんも言ってたし本書のオビにも書いてあるが、彼らは人間に対して「カラスの勝手でしょ」と声を大にして主張したいのではと思ってしまった。好き嫌いは別にしてカラスは実に興味深い鳥である。
カラスが鳴くと死人が出るといったカラスにまつわる都市伝説。カラスは何故人を襲うのか、さらに同じ人物ばかりが何度も襲われるのは何故か。山に棲むはずのカラスが街で生活するようになったのは何故か。そしてそれはやむを得ずそうしているのかあるいはそうではないのか。同じ大都会でも東京はカラスの街とまで呼ばれるほど多く生息しているのに大阪はそうでないのは何故かetc。
そういった疑問をカラスの立場(生態)から解明してみようというのが本書の目指すところであるが、これが非常に興味深いし面白い。
プロフィールによると、著者は番組制作会社に勤務しNHKの自然番組を数多く制作した人物だそうだ。学者ではない。だから、本書も学術書だとか研究書といったものではなく、カラスの生態の不思議にはまった人物が学術書に書かれていることを実際に調べてみたり自身の考察を述べているという色合いが濃く、わざとだと思うが難しい用語も殆んど使われていない。
ただ、東京農業大学で生態学を専攻していたせいかはわからないが、そのはまり具合が半端でない。いくからカラスに興味があるといっても、番組のためとはいえ実際にカラスを怒らせ自分を襲わせてみる人はそういないだろう。しかも、襲われたときの著者の表情があまりに嬉しそうだったためにその映像はお蔵入りになったそうだ。
何の気になしに手に取った本だが大当たりの一冊だった。
カラスが鳴くと死人が出るといったカラスにまつわる都市伝説。カラスは何故人を襲うのか、さらに同じ人物ばかりが何度も襲われるのは何故か。山に棲むはずのカラスが街で生活するようになったのは何故か。そしてそれはやむを得ずそうしているのかあるいはそうではないのか。同じ大都会でも東京はカラスの街とまで呼ばれるほど多く生息しているのに大阪はそうでないのは何故かetc。
そういった疑問をカラスの立場(生態)から解明してみようというのが本書の目指すところであるが、これが非常に興味深いし面白い。
プロフィールによると、著者は番組制作会社に勤務しNHKの自然番組を数多く制作した人物だそうだ。学者ではない。だから、本書も学術書だとか研究書といったものではなく、カラスの生態の不思議にはまった人物が学術書に書かれていることを実際に調べてみたり自身の考察を述べているという色合いが濃く、わざとだと思うが難しい用語も殆んど使われていない。
ただ、東京農業大学で生態学を専攻していたせいかはわからないが、そのはまり具合が半端でない。いくからカラスに興味があるといっても、番組のためとはいえ実際にカラスを怒らせ自分を襲わせてみる人はそういないだろう。しかも、襲われたときの著者の表情があまりに嬉しそうだったためにその映像はお蔵入りになったそうだ。
何の気になしに手に取った本だが大当たりの一冊だった。