DIStopping の感想

エレクトロ・ラップ・ユニットと紹介されていますが、聴いてみてまさにその通りだなと思いました。
強いて挙げるなら、中田ヤスタカ氏がCAPSULEでやっているような曲風でしょうか。
ただ、実際には色々と絶妙に違っております。

洋楽のラップをそのままエレクトロ系にアレンジしてみせた、というのが第一印象です。
それを女性が歌うため、かなり独特に感じられました。
女性2人組というのも目をひきますし、歌詞が辛辣で社会人目線だったりするのも意外で面白い。

最も驚いたのは、案外暗めの曲も多かったというところです。
ジャケットからはちょっと想像できませんでした。
そして、その暗い系統の曲についてあくまで個人的にですが、古代祐三氏が『ベア・ナックル』や
『ザ・スーパー忍』などで作曲されていたテクノ系のBGMに通じるものがあると感じました。
ちょうど、物騒な路地裏とか歩いていたり、敵の罠に嵌められたときにかかっていそうなシリアスさです。

ゲーム音楽好きな自分には余計に楽しめました。