モーツァルト:オーボエ協奏曲、協奏交響曲 の感想
参照データ
タイトル | モーツァルト:オーボエ協奏曲、協奏交響曲 |
発売日 | 2014-07-23 |
アーティスト | カラヤン(ヘルベルト・フォン) |
販売元 | ワーナーミュージック・ジャパン |
JANコード | 4943674181902 |
Disc 1 : | オーボエ協奏曲 ハ長調 K314 (285d) 第1楽章:アレグロ・アペルト オーボエ協奏曲 ハ長調 K314 (285d) 第2楽章:アダージョ・ノン・トロッポ オーボエ協奏曲 ハ長調 K314 (285d) 第3楽章:アレグレット 協奏交響曲 変ホ長調 K297b (旧K Anh.9) 第1楽章:アレグロ 協奏交響曲 変ホ長調 K297b (旧K Anh.9) 第2楽章:アダージョ 協奏交響曲 変ホ長調 K297b (旧K Anh.9) 第3楽章:アンダンティーノ・コン・ヴァリアツィオーニ |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲 |
購入者の感想
オーボエを始めてしばらくした頃、ローター・コッホがカラヤンと録音したモーツァルトの協奏曲を初めて聞いた時の感動は忘れられない。
ブラウのフルート協奏曲がカップリングされたLPを買ったのだが、その日は何度もオーボエ協奏曲の収録された面だけを繰り返し聞いては呆然としていた。第一楽章でオーボエが入る上昇音型にかけられた絶妙なルバート、それに続くCのロングトーンの美しさに完全にノックアウトされてしまったのである。
カップリングされた協奏交響曲でオーボエを演奏しているのは、カラヤン時代のベルリンフィルで、シェレンベルガーが入団するまでコッホと同格のソロオーボエであったカール・シュタインスである。シュタインスはコッホほどの知名度はないが、柔軟さを備えながら、しかし芯のある美しい音で、大変魅力的な演奏を残している。1950年代終盤から1960年代前半のベルリンフィルの録音においては、コッホよりもシュタインスが演奏している場合が多い。そのため、シュタインスの演奏をコッホと誤認している記事を多く見かけるが、このCDをよく聞いていただければ、それぞれの特徴が分かると思う。
ブラウのフルート協奏曲がカップリングされたLPを買ったのだが、その日は何度もオーボエ協奏曲の収録された面だけを繰り返し聞いては呆然としていた。第一楽章でオーボエが入る上昇音型にかけられた絶妙なルバート、それに続くCのロングトーンの美しさに完全にノックアウトされてしまったのである。
カップリングされた協奏交響曲でオーボエを演奏しているのは、カラヤン時代のベルリンフィルで、シェレンベルガーが入団するまでコッホと同格のソロオーボエであったカール・シュタインスである。シュタインスはコッホほどの知名度はないが、柔軟さを備えながら、しかし芯のある美しい音で、大変魅力的な演奏を残している。1950年代終盤から1960年代前半のベルリンフィルの録音においては、コッホよりもシュタインスが演奏している場合が多い。そのため、シュタインスの演奏をコッホと誤認している記事を多く見かけるが、このCDをよく聞いていただければ、それぞれの特徴が分かると思う。