剣姫―グレイスリング (ハヤカワ文庫 FT カ 6-1) の感想

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参照データ

タイトル剣姫―グレイスリング (ハヤカワ文庫 FT カ 6-1)
発売日販売日未定
製作者クリスティン・カショア
販売元早川書房
JANコード9784150205331
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学

購入者の感想

クシエルとかミストボーンとか、骨太のFTが続いてましたが、一転、王道FTです。
可憐だけど強い(単純戦闘力では本書中最強)ヒロインが主人公。
自分の正義を貫く第1章終盤(200頁あたり)の勢いは読んでいて快感。
ストーリーの筋も寄り道なくピンと一貫して、全く飽きません。
FT的なアイデアは「賜持ち」だけですが、この手のアイデアは日本の読者にはお馴染み。すんなり物語に入れます。

不満点は、主人公側のキャラ=いいひと、それ以外=嫌な人という若干ステレオタイプなキャラ区分です。特に、メインキャラ以外はかなりその他大勢扱いで、ゲームのモブキャラみたい。仕えてる王様とか。
そのせいで、世界観が非常に狭く感じられました。

小説としての面白さは文句なく、続編はもちろん、まだ書かれていない第三部(予定タイトルが"Bitterblue"。本作を読めば、このタイトル聞いただけで読みたくなるはず)を座して待ちたい。

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早川書房から発売されたクリスティン・カショアの剣姫―グレイスリング (ハヤカワ文庫 FT カ 6-1)(JAN:9784150205331)の感想と評価
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