魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来(上)【ドラマCD付 初回限定版】 の感想

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参照データ

タイトル魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来(上)【ドラマCD付 初回限定版】
発売日販売日未定
製作者秋田禎信
販売元ティー・オーエンタテインメント
JANコード9784864721813
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

始まったかと思えば、もう終わりに近づいた、この新シリーズ、ポンポンといいペースであっという間に過ぎ去っていくというのは、本当は、とても良い流れで作者も読者も進んでいるのだからこれでよいのだ。これで終わりか・・・と思ったら、上、下巻に分かれたのも、もう少しこの作品を味わいたいと思えたから、それでいいと思う。ただ、この上巻だけだと、ややボリューム少なめ、この際だから、下巻をボリュームもたせて、書ききってほしいと思う。

内容は、これまで通り確かな安定度、表紙の女性はクリーオウ?あれ若い!と思ったら、作者の術中。ひょっとして、必要以上にクリーオウをおばさんっぽい言動と絵にしているのは、この伏線?ちょっと驚いた。で、この流れだと、彼女の正体が・・・。

それは下巻の楽しみとして、ちょっとこれまでの新シリーズを追ってきて思ったのは、かつての旧シリーズが次々と新しい場所へ移動して、巻ごとの新キャラ、その巻の実質的主役が明確だったのに対して、新シリーズでは、原大陸のいくつかのポイントを往復したり同時進行で物語が進み、さらに明確に誰が主役というのはない。いわば全員が主役の群像劇。それは新しい試みで、実際面白かったのだが、終わりが見えてきた時点で、もっと焦点を当ててほしかったなというキャラが出てくるのは仕方ないことだろうか?例えば、もしかして一番ヒロインで主役っぽい位置づけにあり、「はぐれ旅」してるのはベイジットで、彼女にも明白な成長が読み取れるものの、もっと出番があってもよいのにというあたり。だからこそ、旧シリーズはぐれ旅や無謀編で存在感ありすぎる人を再登場させなかったのは、新キャラが食われるからだと想像はつく。キースやラシィ・クルティが出ないのはそのせいか。

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