ROADSIDE PROPHET(20th Anniversary Limited Edition) の感想

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参照データ

タイトルROADSIDE PROPHET(20th Anniversary Limited Edition)
発売日2017-09-06
アーティストGRAPEVINE
販売元ビクターエンタテインメント
JANコード4988002738168
Disc 1 :Arma
ソープオペラ
Shame
これは水です
Chain
レアリスム婦人
楽園で遅い朝食
The milk (of human kindness)
世界が変わるにつれて
こめかみ
聖ルチア
Disc 2 :覚醒 (STUDIO LIVE 2017)
EAST OF THE SUN (STUDIO LIVE 2017)
KOL(キックアウト ラヴァー) (STUDIO LIVE 2017)
Arma (STUDIO LIVE 2017)
スロウ (STUDIO LIVE 2017)
CORE (STUDIO LIVE 2017)
吹曝しのシェヴィ (STUDIO LIVE 2017)
放浪フリーク (EN) (STUDIO LIVE 2017)
Arma (MUSIC VIDEO)
GRAPEVINE DOCUMENTARY 20 YEARS LATER
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » J-POP

購入者の感想

今回はシングル曲の「alma」と「shame」は既に聞きこんでシングルのほうでレビューしているので、アルバム全体としての印象と他の収録曲がメインのレビューとなります。

音が曲によって多彩で、特にギターはロックな音もあれば聞かせる感じもあったり、主旋律を他のに譲りつつも地味に主張してきたり、アットホーム感を出して着たりと本当に虹色のギターといった感じです。
電子音やピアノ・ホーンなども使っていますが非常に分を弁えて使われているイメージが強く、やはりツインギターとドラム、ベースのロックバンドのスタンスは変わらないです。

「レアリズム婦人」の冒頭の二つのギターのうねりはやばすぎですね。「世界が変わるにつれて」は「吹き曝しのシェヴィ」ぽい退廃感あふれるギターだったり、「聖ルチア」のは溶けかけの氷のようなギターだったりとか、とにかく「ギターの表情」を楽しめるアルバムです。
最近のアルバムで言うと「Burning tree」はビルの屋上から朝焼けを見ている感じ、「babel babel」は全体的にメロディアスな曲が多い中で「evil eye」がにらみを利かせる構成 というのが現在の「印象」なんですが、今回の「ROADSIDE PROPHET」は「極上の短編小説が集まった」感じですね。とにかくアクがない、澄んだお出汁ベースの曲が多いです。
僕自身ここのところいろいろとささくれ立っていたところが多かったので美味しい音楽をありがとうといった感じです。
このバンドの場合「アルバムの印象」は自分自身の変化と時間で本当に変わっていくのでこれからゆっくりと楽しみたいと思います。

あと20周年リミテッドエディションについてですが、アルバムのジャケが変わるのは面白い趣向だと思います。
部屋の置物としてどこかにおきつつ時々絵を変えてみたいですね。スタンドも欲しかったなあ。
あとDVDについては、「20周年なんて関係ない」いいつつも、メンバーの思っていたことが聞けてよかったです。
(しかも文字面でもなく、ノンアルコールで)
自分ももう少し大人になろうかなーと思いました。

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