捨てる力 (PHP文庫) の感想
参照データ
タイトル | 捨てる力 (PHP文庫) |
発売日 | 2013-02-05 |
製作者 | 羽生 善治 |
販売元 | PHP研究所 |
JANコード | 9784569679532 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 趣味・実用 » 将棋 |
購入者の感想
羽生善治さんは1970年埼玉生まれ、二上達也門下で、1996年には25歳で史上初の七冠を達成されました。その後も、次々と記録を塗り替え続けている天才棋士であることは、よくご存知だと思います。そんな稀代の名棋士、羽生さんの考え方をまとめたのが本書です。なお本書は2010年に出版された、羽生善治の思考を再編、文庫化したものです。
羽生さんは前書きで、40歳台といえばある程度の経験と知識の蓄積が出来てきて、それがプラスに働くこともあれば、そうでない場合もあります。こうしたマイナス面をどうしてなくして行くかは、思い切って自分の経験や知識を棄てて考えることです、と述べています。この考え方が本書のタイトルになっているのでしょうが、本書はもっと広く、羽生さんの考え方を述べたアフォリズム集と考えた方が良いと思います。
私は、通常本を読むときは、これと思うところに付箋を貼っていきますが、今回その数がかなり多くなりました。その中で私の記憶に残っている言葉を挙げると、1:人間の記憶には一定のキャパシティーがある。 2:忘れて行くというのは、次に進むための大事な境地。 3:積極的にリスクを負うことは、本来のリスクを最小限にする。 4:無駄な駒は一枚もない。 5:山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、“選ぶ”より“いかに捨てるか”のほうが重要である。 6:波はつくれないが乗ることはできる。7:夜の闇が暗ければ暗いほど朝も明るくなる。 8:才能とは10年、20年と同じ姿勢で同じ情熱を傾けられる力のこと。 9:選んだ以上は後悔しない。後は振り返らない。・・・・・・・
皆さんも自分の心に残った言葉を記憶にとどめ、座右の銘としてください。
羽生さんは前書きで、40歳台といえばある程度の経験と知識の蓄積が出来てきて、それがプラスに働くこともあれば、そうでない場合もあります。こうしたマイナス面をどうしてなくして行くかは、思い切って自分の経験や知識を棄てて考えることです、と述べています。この考え方が本書のタイトルになっているのでしょうが、本書はもっと広く、羽生さんの考え方を述べたアフォリズム集と考えた方が良いと思います。
私は、通常本を読むときは、これと思うところに付箋を貼っていきますが、今回その数がかなり多くなりました。その中で私の記憶に残っている言葉を挙げると、1:人間の記憶には一定のキャパシティーがある。 2:忘れて行くというのは、次に進むための大事な境地。 3:積極的にリスクを負うことは、本来のリスクを最小限にする。 4:無駄な駒は一枚もない。 5:山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、“選ぶ”より“いかに捨てるか”のほうが重要である。 6:波はつくれないが乗ることはできる。7:夜の闇が暗ければ暗いほど朝も明るくなる。 8:才能とは10年、20年と同じ姿勢で同じ情熱を傾けられる力のこと。 9:選んだ以上は後悔しない。後は振り返らない。・・・・・・・
皆さんも自分の心に残った言葉を記憶にとどめ、座右の銘としてください。