オーパ、オーパ!!〈モンゴル・中国篇・スリランカ篇〉 (集英社文庫) の感想
参照データ
タイトル | オーパ、オーパ!!〈モンゴル・中国篇・スリランカ篇〉 (集英社文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 開高 健 |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087496734 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日記・書簡 » 日本文学 |
購入者の感想
本書はイトウと宝石である。モンゴルでイトウを釣り、中国で謎の大魚に挑戦し、スリランカで宝石に見とれる。スリランカでは釣りはしない。
モンゴルの人たちは釣りをしないらしい。魚を食べることすら稀だという。たぶんチベット仏教の影響だと思うのだが、どうしてなのだろうか。ともかく、おかげで魚はたくさんいるし、すれてもいない。
ところが、本書のテーマは「釣れないこと」にある。第一回目の釣行は失敗するし、中国でも釣果ゼロに終わる。でも、面白い。むしろ、釣れないところが面白い。開高健にとって、獲物が見事に釣れることは重要ではないらしい。釣れないからこそ名文が生まれる。
スリランカで宝石が簡単に見つけられてしまうことには驚かされる。また、その美しさにも。
モンゴルの人たちは釣りをしないらしい。魚を食べることすら稀だという。たぶんチベット仏教の影響だと思うのだが、どうしてなのだろうか。ともかく、おかげで魚はたくさんいるし、すれてもいない。
ところが、本書のテーマは「釣れないこと」にある。第一回目の釣行は失敗するし、中国でも釣果ゼロに終わる。でも、面白い。むしろ、釣れないところが面白い。開高健にとって、獲物が見事に釣れることは重要ではないらしい。釣れないからこそ名文が生まれる。
スリランカで宝石が簡単に見つけられてしまうことには驚かされる。また、その美しさにも。
地元では捜しきれなかった1冊でした。古本屋より安く確実に手に入ったことが嬉しいです。読みふけって評価が遅れてすいません