しまふくろう いきる (いきるよろこびシリーズ) の感想

物語は若いメスのシマフクロウと若いオスのシマフクロウが出会うところから始まります。

・・・メスをカラスの攻撃から命がけで闘い、守るオス。
・・・やさしいオスは常にメス優先で頑張ってとってきた食べ物を与える。
・・・食料が少なく、厳しい冬。夫婦で力を合わせてやっと獲った獲物。オスは先にメスに食べさせる。
・・・子育て。そして子の旅立ち。
・・・やさしいオスに守られて幸せなメス。ずっとずっとそんな幸せが続くといいと思っていた。しかしシマフクロウの寿命は20年。徐々に忍び寄る死の影。。
・・・突然のオスの死。メスが留守の間にオスは息絶え、キツネに連れ去られてしまう。
・・・いなくなったオスをボーボーと鳴いて呼び続けるメス。ウーというやさしかったオスの返事はない。
・・・そして。。。

夫婦はどうあるべきか？家族はどうあるべきか？シマフクロウに教えられた気がしました。
何度も読み返し、その度に泣きました。号泣しました。

手島 圭三郎さんのしまふくろうの絵本は３冊買いましたが、この本が間違いなくベストだと思います。
まず一冊読んでほしい絵本です。お勧めです。