ANTIPORNO [DVD] の感想
参照データ
タイトル | ANTIPORNO [DVD] |
発売日 | 2017-09-02 |
監督 | 園子温 |
出演 | 冨手麻妙 |
販売元 | Happinet |
JANコード | 4907953088399 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 日本映画 » エロス |
購入者の感想
生誕45周年を迎える成人映画レーベル「日活ロマンポルノ」リブートプロジェクト作品。
メジャー化する前の園子温らしさへの回帰や返答のような作品。
冨手麻妙の演技力には幅がなく、一辺倒でいつまでたっても小箱アングラ演劇といった表現と仕上がりなのはあえてかも知れないが、面白みもなく、刺激もなく、予定調和で、ツライ。冒頭から結末まで同じキャストで異なる表現に魅せるのであれば、役者の表現力だけでなく、構成や見せ方にも問題がある気がする。
また、ジャケットやキャッチにある「獄彩色のファンタジックな世界で、少女の妄想と現実が入り乱れる―」という部分も実際は大きく異なる。少女らしさもなく、哀れかな、エンディングのペンキ落下が的外れで極彩色にもならず、ケーキへのヘドバンの構図や展開にも面白みがない。寺山修司のような、不条理や心理的になにかを思わせるような作風にもなっていないのは、終わりよければになっていない証拠だと思う。
「ロマンポルノ」リブート企画の、他作家(塩田明彦、白石和彌、中田秀夫、行定勲)の監督作品の方が面白そうだな、とトレーラーを見て感じた。
メジャー化する前の園子温らしさへの回帰や返答のような作品。
冨手麻妙の演技力には幅がなく、一辺倒でいつまでたっても小箱アングラ演劇といった表現と仕上がりなのはあえてかも知れないが、面白みもなく、刺激もなく、予定調和で、ツライ。冒頭から結末まで同じキャストで異なる表現に魅せるのであれば、役者の表現力だけでなく、構成や見せ方にも問題がある気がする。
また、ジャケットやキャッチにある「獄彩色のファンタジックな世界で、少女の妄想と現実が入り乱れる―」という部分も実際は大きく異なる。少女らしさもなく、哀れかな、エンディングのペンキ落下が的外れで極彩色にもならず、ケーキへのヘドバンの構図や展開にも面白みがない。寺山修司のような、不条理や心理的になにかを思わせるような作風にもなっていないのは、終わりよければになっていない証拠だと思う。
「ロマンポルノ」リブート企画の、他作家(塩田明彦、白石和彌、中田秀夫、行定勲)の監督作品の方が面白そうだな、とトレーラーを見て感じた。