動画クリエイターになるな!: Youtube/ニコニコ動画で生活する方法の研究 (トークメーカー新書) の感想
参照データ
タイトル | 動画クリエイターになるな!: Youtube/ニコニコ動画で生活する方法の研究 (トークメーカー新書) |
発売日 | 2017-03-12 |
製作者 | 至道流星 |
販売元 | 未来創造 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 文学理論 |
購入者の感想
私自身、某動画サイトで数年動画を投稿し続けており
動画で生活というのは、ある程度のファンを獲得していれば現実的に可能なのだろうか?という疑問から読んでみた。
結論を言うと「動画単体」で食っていく事はやはり不可能に近い。
某You○uberなどは動画を投稿しているだけで生活しているように見えるが、そういった事例は宝くじで当たるよりも困難で
ある程度支持を集めている人間でも、「副業」レベルに留まっているのが現実である。
この本の表現を借りれば、ファンをスライドさせる事は必須で、動画に対するファンではなく
動画クリエイター個人のファンを増やしていくのが肝である。
例えばPV風動画を作っているとして、別のジャンルで動画を投稿すると自分にどれだけファンついてくるのか…を想像してもらえば分かりやすいと思う。
本書ではこれを「動くファン」と定義しており、そういったファン層を獲得する事が、購買力を高めるために何よりも重要だと説く。
動画は収益そのものよりも、外側に広がる展開を狙いやすいので、別の部分と紐付けしてファンをスライドさせる。
ボカロならば、楽曲投稿だけではなく、クリエイターとして幅広い進出を狙っていくようにである。
似たような事例を数件見たことがあるのでこれには得心した。
後半では作りたいものと伸びるものの投稿者としてのジレンマ(この部分は大変共感した)なども語られており
かなり踏み込んだ内容で読み応えがあった。
ゲストの今井三太郎氏については、自分の活動している界隈とは異なる事もあり聞き及んでいなかったが、動画界隈に対する鋭い洞察には幾度か唸らされた。
炎上についての考え方や、マーケティング論なども参考になるので。
既に何度か動画を投稿したことのある人には特に推薦する。
中々こういった分野に関する書籍も少ないので、試みとして支持したいと思う。
動画で生活というのは、ある程度のファンを獲得していれば現実的に可能なのだろうか?という疑問から読んでみた。
結論を言うと「動画単体」で食っていく事はやはり不可能に近い。
某You○uberなどは動画を投稿しているだけで生活しているように見えるが、そういった事例は宝くじで当たるよりも困難で
ある程度支持を集めている人間でも、「副業」レベルに留まっているのが現実である。
この本の表現を借りれば、ファンをスライドさせる事は必須で、動画に対するファンではなく
動画クリエイター個人のファンを増やしていくのが肝である。
例えばPV風動画を作っているとして、別のジャンルで動画を投稿すると自分にどれだけファンついてくるのか…を想像してもらえば分かりやすいと思う。
本書ではこれを「動くファン」と定義しており、そういったファン層を獲得する事が、購買力を高めるために何よりも重要だと説く。
動画は収益そのものよりも、外側に広がる展開を狙いやすいので、別の部分と紐付けしてファンをスライドさせる。
ボカロならば、楽曲投稿だけではなく、クリエイターとして幅広い進出を狙っていくようにである。
似たような事例を数件見たことがあるのでこれには得心した。
後半では作りたいものと伸びるものの投稿者としてのジレンマ(この部分は大変共感した)なども語られており
かなり踏み込んだ内容で読み応えがあった。
ゲストの今井三太郎氏については、自分の活動している界隈とは異なる事もあり聞き及んでいなかったが、動画界隈に対する鋭い洞察には幾度か唸らされた。
炎上についての考え方や、マーケティング論なども参考になるので。
既に何度か動画を投稿したことのある人には特に推薦する。
中々こういった分野に関する書籍も少ないので、試みとして支持したいと思う。