アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫) の感想

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参照データ

タイトルアンパンマンの遺書 (岩波現代文庫)
発売日販売日未定
製作者やなせ たかし
販売元岩波書店
JANコード9784006022334
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » や・ら・わ行の著者

購入者の感想

アンパンマンの絵本を子供の本と思っていました。
自分の狭い考えが恥ずかしいです。
この本を読んで、やなせたかしさんがどんなに優しい人か、芯の強い人か分かりました。
たくさんの素晴らしい人との交友も楽しく読みました。が、アンパンマンのマーチ「「なんのために生まれて なにをして生きるのか」
と小さい子どもが歌う歌に、「自らが傷つくことなしに正義はなしえないというメッセージがこめられていた。」とはしりませんでした
やなせたかしさんは、自分のかおをちぎって、たくさんの人に手を差し伸べました。
本当にすごい人です。「やさしいライオン」も「バッハ伝」も読みたいと思います。

あんぱんマンの作者やなせたかしの名前は古くから知っていました。
あんぱんマンのデビューが70歳になってからとは、NHKのTVでみて
びっくりした事があります。
やなせさんの生涯の自伝ですが、大変面白く読みました。
自分の考えを自然な形で肩ひじ張らず語れる人柄に、ほのぼのとしたものを感じました。
特に、今の世の中のバイ菌を疎外してしまう傾向に警鐘を鳴らしている事に
共感を覚えました。現代日本は、「赦す」「受け容れる」ことに厳しくなっている事を
心配します。これは他国との関係もそうです。
やなせさんの言う、僕は戦争が大嫌いをちゃんと伝える人を大切にしたいです。

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