働く人のためのアドラー心理学 「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣 (朝日文庫) の感想

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タイトル働く人のためのアドラー心理学 「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣 (朝日文庫)
発売日販売日未定
製作者岩井 俊憲
販売元朝日新聞出版
JANコード9784022618597
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門

購入者の感想

新しい職場や異動先で、また職場のルールや顔ぶれや席の配置が変わったことで、
「こんなはずでは」「こんなにがんばってるのに」「やってられない」と落ちこむ人が多い季節。
アドラー心理学は、働いている人によく効く。

フロイトやユングが「心を病む人の心理学」としてまず医療者に注目されたのに対し、
アドラー理論は、在野の心理学。
普通に暮らしていて、環境の変化など
なにかのきっかけで立ちすくんでいる人を勇気づける心理学だから。

仕事でよく落ちこむ人の多くは、承認欲求が強い傾向があるとアドラーは説く。
自分がしたことを、誰かに認めてもらわないと気がすまない。
「わたしはこんなにやっています」ということを他者が知っていて、
さらに感謝もされないと許せない。みんな忙しい仕事の現場で、それは不可能だ。

発想を「貢献感」にシフトすることを、アドラーは勧める。
自分の働きが他者に貢献していると感じ、評価されるか否かに関係なく
「自分の仕事は誰かのためになり、価値がある」と信じきって、全力を尽くす。

その第一歩として、目の前の仕事や課題に、一心に取り組んでみる。
ひとつクリアしたら次に進んで、またわき目もふらずにやってみる。
すると承認欲求にとらわれずに仕事に集中できるようになり、
自己肯定感が上がって、やる気が出てくる。
すると仕事でもいい結果が出る。

人間には「自分の行動を自分の意志で決められる」自由がある。
躓いたとき「どうしてどうして」と、動かしようのない過去の原因を蒸し返したり
「もうムリ」と逃げたり投げたりしても、なにも生まれない。
常に未来に目を向け、次の一歩につながる行動を心がけて、とアドラーは教える。

「1日3人に対して勇気づけをしてみる」習慣は
人に喜ばれるし(引かれることもあるかもしれないけど、メゲずに上達しよう)、
自分自身への勇気づけのレッスンにもなるし、
人に言った手前、自分の心がけも前向きになりそうだ。

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